放送アーカイブ

2021613日放送

中国4000年の絶景と文化遺産

放送内容

中国は現在、世界遺産の数が55。イタリアと並んで最も多い国。古代からの長い歴史が生んだ多種多様な文化遺産と絶景を誇る自然遺産が数多くある。今回は空撮映像を駆使したスケール感のある映像で中国の魅力を紹介する。雲南省の石灰岩地形が生んだ「石林」と呼ばれる奇岩地帯。古代文明を生んだ黄河流域に築かれた万里の長城は、土を盛り固めたもの。あまり見ることのない、延々と続く土の長城は必見だ。

「中国の竜」(黄龍〜万里の長城〜雲崗石窟)

中国には竜にまつわる伝説がある。四川省の「黄龍」は、黄金の竜が作ったといわれる美しい石灰棚だ。巨大な竜にたとえられる「万里の長城」は人類が作った世界最大の建造物。
さらに万里の長城を越えて侵入した遊牧民が作った「雲崗石窟」を紹介する。

写真:放送内容

「秘境に生まれた絶景」(三江併流〜中国南部カルスト)

中国の秘境には数多くの絶景が生まれた。雲南省の山岳地帯は中国を横断する大河・長江の上流域。大激流で知られる「虎跳峡」がある。中国南部には石灰岩が生んだカルスト地形。奇岩の柱が連なる絶景は「石林」と呼ばれ、古くから文人墨客に愛されてきた。

写真:放送内容

「風景を変えた 人の営み」(紅河ハニ棚田〜杭州西湖〜開平の望楼群)

人が作った絶景もある。「紅河ハニ棚田」は少数民族が山を開墾して作った世界最大の棚田だ。「杭州西湖」は沼地を大改造した美しい湖。自然に手を加えて人工的な風景を作る。それが中国の美意識なのだ。「開平」には農村の摩天楼。およそ100年前、海外に出稼ぎにでた農民たちが、故郷の村に西洋と中国が混ざり合った奇妙な楼閣群を作ったのだ。

写真:放送内容

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