2013年1月16日(水)
橋本です。
「ハンチョウ6」第1話をご覧いただき、ありがとうございました。
非常に気になるところでエンドロールが流れ始めてしまい、
「ぐわっ!一話完結じゃないんかいっ!」
と叫んだ方も多かったことと思います。
申し訳ありません。
諸々の事情で、第1話は60分に収まりきりませんでした。
来週の第2話が「バスジャック事件解決編」となります。
第2話がまた、意表を突くストーリーと予想外の展開の連続で、
脚本を作っている時には、
「ううっ…、ひょっとしたら第2話でも事件が終わらないかも知れない…」
と焦りました。
さすがに第3話まで引っ張るわけにはいかないだろっ!
と、みんなで頑張って何とか60分に収めましたので、
来週は事件が解決します。
どうぞ安心してご覧ください。
マイナス4度という気温の中、真夜中まで出演者・スタッフ全員が、
心を込めて作り上げた第2話です。
シリーズ1から数えて64本目の「ハンチョウ」ですが、
自分の中ではベスト3に入る作品だと思っています。
第1話を見逃した方にもお楽しみいただけると思いますので、
ぜひご覧ください。
さて実は私、この1月期、もう1本連ドラをプロデュースしております。
あさっての金曜日から始まる、金曜ドラマ「夜行観覧車」という作品です。
原作は、湊かなえさん。
出演は、鈴木京香さん、石田ゆり子さん、宮迫博之さん、安田章大さん、
杉咲花ちゃん、宮崎香蓮さん、中川大志くん、田中哲司さん、
夏木マリさん、高橋克典さん。
テレビ誌の解説によれば、
「高級住宅街で起こった殺人事件をめぐって、
そこに暮らす家族たちの秘密が明かされていく、
スリリングなサスペンス。
湊かなえの小説が地上波で連続ドラマ化されるのは、
今回が初めてとなる。
ひとつの殺人事件を通して、
高級住宅街で暮らす家族の悩みや秘密が、
次第に浮き彫りになっていくこの作品。
ストーリーはもちろん波乱に富んでいるが、
鈴木京香演じる真由美という一人の主婦が、
精神的に追い詰められていく姿も必見だ」
というドラマです。
脚本を担当するのは、
映画『八日目の蝉』で昨年の日本アカデミー賞
最優秀脚本賞を受賞した奥寺佐渡子さん。
(ほかに『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』
なども書いていらっしゃいます)
奥寺さんと、うちの会社の若いプロデューサーと3人で、
最初の打ち合わせをしたのが去年の2月……。
以来1年近くかけて脚本を作り上げてきました。
この、奥寺さんの脚本が素晴らしい!
第1話の脚本を読んだ原作者の湊かなえさんが、
「『夜行観覧車』を文庫化するときには、
奥寺さんに巻末の解説を書いてほしいです」
とおっしゃるほどの出来栄えで、
事実、今月発売になった文庫版「夜行観覧車」の解説は、
奥寺さんが書かれています。
京香さん始め、実力派の役者さんたちの演技も、
もちろん皆さん素晴らしいのですが、
なかでも夏木マリさんが圧倒的な存在感を
見せてくれています。
「ハンチョウ」のホームページで、
他のドラマの宣伝をするのもなんですが、
「夜行観覧車」も本当に面白い作品に仕上がっています。
今週の金曜日、夜10時からです。
「夜行観覧車」、ぜひご覧ください!
「ハンチョウ6」第2話については、
放送日までにまた書きますね。