インタビュー Interview

小暮也映子役/波瑠さん・加瀬理人役/中川大志さん・北河幸恵役/松下由樹さん インタビュー/前編

Q. 最初に脚本を読んだ感想をお願いします。

波瑠 脚本をいただく前に、まずは原作の漫画を読ませていただきました。漫画には漫画の良さがありましたし、演じることを意識して作られた脚本は、原作とまた違った面白さがありました。読んでいていろんな想像ができて、演じるのがとても楽しみでした。

松下 私も原作の漫画を先に読ませていただいてから脚本を読ませていただきました。原作にある泣いたり、笑ったりしながら友情を育んでいくやわらかな雰囲気が脚本にもちゃんと表現されていて、これからこの3人がどうなっていくのだろうと、興味がわきました。3人以外の人間模様も丁寧に描かれていて、とても生き生きとしている脚本だなと思いました。

中川 普通に生きてきたなら出会わなかったであろう3人のちぐはぐ感というか、教室に通い始めた頃の空気感が脚本にとても表れていたので、そのかみ合わないぎくしゃくした感じがうまく作れたらいいなと思いました。まったく色の異なる3人がこれからどんな風になっていくのか楽しみになりました。

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Q. 演じるキャラクターについて教えてください。

波瑠 私が演じる也映子は若いんですけど、どこかおばさんくさいというか(笑)。どこか隙があって、しっかりしすぎていないところが憎めない、愛らしい女性です。悩みもあるんですけど、それを表面化させない意思の強さを持っている、いろんな面を持った人だと思います。自分と似ているのは…バイオリンが苦手なところです(笑)。

松下 私はごく普通の主婦の役で、娘がいて、夫婦関係にやや難あり。お姑さんとうまくやろうとするんですが、なかなか個性の強いお姑さんでなかなかうまくいかず…という役どころです。そんな中でも家庭の中で、何とかうまく立ち回ろうとする前向きさは素敵だなと思います。夫婦関係に問題が発生したことで、バイオリンに魅せられて教室にも通うことになるのですが、年齢の違う也映子と理人の2人に会って、そこでも前向きに関係を作ろうとする姿は脚本を読んでいても楽しかったです。どうしてこんな風に過ごせるんだろうと思える素敵な方だと思いました。

中川 僕が演じる理人は…すごく口が悪いですね(笑)。年上の女性にも遠慮なくストレートにずばずば物を言うタイプ。不愛想だし、何を考えているのかよく分からないけれど、ピュアで不器用なかわいらしいやつだなと思っています。表向きの顔と内面とのギャップが魅力だと思うのですが、演じる方としては、その表と内面のバランスのさじ加減が難しい役だなと感じています。

Q. 今回が初共演の皆さん。それぞれの印象を教えてください。

波瑠 私は松下さんが看護士役で出演されていた某ドラマが大好きで、今回ご一緒できて本当に嬉しかったです。作品としても実際でも一緒にバイオリンを練習して、演奏していくうちにどんどん距離が近付いていけるのも楽しみ。私はすごくめんどくさがり屋なところがあるので、「練習しなさい!」っておしりを叩いて言っていただきたいです(笑)。中川さんには大人っぽいなという印象を受けました。あと、イケメンって大変なんだろうなと。きっと私生活でもイメージを保つためにいろいろやっているんだろうなって(笑)。

中川 何もやってないです(笑)。

松下 波瑠さんは凛としたカッコいい女性というイメージがありました。でも、今回演じるのはちょっとこじらせている女性。一緒のシーンがすごく多いので、泣いたり、笑ったり、いろんなお芝居を見られるのが楽しみです。中川くんは、イケメンでシュッとしているんだけど、恋愛ではこじらせている役。普段の中川くんは、いつもスマートに解決しそうなイメージなんですけど、今回はスマートに解決できない役なので、不器用さの中でのイケメン加減に期待しています(笑)。

中川 波瑠さんも松下さんもこれまでいろんなコミカルな役が演じられていて、「すごいな」「面白いな」と思っていたので、3人での掛け合いのシーンが楽しみです。センスのいる笑いというか、お二人と絶妙な空気を作れるように頑張ります。あと僕、着替えとか朝の準備が遅いんです。現場では、お二人をお待たせしないようにテキパキやります!

波瑠松下 (笑)。

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Q. 撮影現場の雰囲気はいかがですか?

波瑠 どうですか?

松下 和気あいあいとしてますよね?

中川 撮影が始まって1ヶ月過ぎましたけど、すごく楽しいです。実は最初の頃は不安もあって…。今回お二人と初共演だったので、現場がどんな雰囲気になるのかなと。でも、そんな最初の緊張感がドラマの中のバイオリン教室での3人とリンクしてましたよね。

松下 バイオリンは、最初それぞれ個人で練習していて、3人で初めて一緒に演奏したあたりからようやく距離がちょっとずつ近づいてきて…。

波瑠 ですね。

松下 同じ目標に向かってお互い頑張っている同士みたいなね。

波瑠 普通に共演するのとはまたちょっと違うスタートがありましたね。バイオリンという初めての経験に励ましあって支えあいながら挑戦する、という空気が自然と流れていたのが良かったなと。安心して撮影に臨むことができました。

中川 みんな同じスタートからの始まりでしたからね。

松下 揃えるために「せーの!」っていうのがリアルで。

波瑠 たしかに!

中川 初めて合わせたとき、すごく緊張したなぁ。

波瑠 そうなの? 中川くんは、初めて合わせたときも加瀬理人ととしてちゃんと合図を出してたけど…。

中川 手が震えてました(笑)。

波瑠 あ、そうだった(笑)。

松下 上手に弾くよりも理人の震え問題をどうするかってなったよね(笑)。

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Q. バイオリン教室を始め、同じシーンが多い3人ですが、ずばり見どころは?

波瑠 脚本に描かれている会話がとっても素敵なんです。3人の空気感もそうだし、幸恵さんと也映子、理人と也映子、理人と幸恵の空気感もあって。それぞれ違う面白さがあるんですよね。

中川 3人の会話のかみ合わなさや、ズレが本当に絶妙なんです。脚本に描かれているその絶妙さをちゃんと視聴者の方に伝えられるのかがお芝居の本当に細かいところで変わってくるので、大変ですけど、楽しいです。

波瑠 うん! 楽しいよね。

松下 世代を超えて友情は生まれるのか。切ない恋はどうなってくるのか。そういう意味でも3人の掛け合いはすごく大事なシーンなんですよね。ちょっと気まずいことがあっても時間が経つとクスっと笑えたり。なんてことないシーンの出来事がちゃんと響いて、後々に繋がっていく。そこを演じる面白さをすごく感じています。

中川 いろんなことが起きるんだけど、結構この3人、カラっとしてますよね。何があっても、あんまりジメっとしないというか。

松下 波瑠ちゃんがさっき言ったように、3人のときの会話の雰囲気と2人ずつでの会話の雰囲気がちょっとずつ違うんだけど、最終的にかみあってくる…みたいな。

波瑠 いいバランスがとれてますよね。

中川 それぞれの関係性に違った色がある。

松下 3人で会話してるとその人の良さだったり、痛みだったりが垣間見えてくる。本気で笑っちゃってますからね。波瑠ちゃんが本当に楽しそうに、面白そうにお芝居しているからついノッちゃう(笑)。

波瑠 也映子も幸恵さんも基本明るくて気持ちのいい人なので、脚本に書いてある通りにやると楽しくできちゃうんですよね。

中川 そんな中で、僕はあまり笑わない役なので…。笑いを堪えるのがすごくツライです(笑)。

松下 クールをキープするのがね(笑)。

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Q. ドラマ全体を通しての注目ポイントを教えてください。

波瑠 世代を超えた友情を育む姿や恋愛模様が描かれていて、性別世代を超えた関係性は、幅広い人に楽しんでいただけるのではないかと思います。結婚するのかしないのか、仕事を頑張るかどうするのか考えている人、10代の人、世代を超えて感情移入できるところがたくさんあると思うので、広い世代の方に楽しんでもらいたいなと思います。

松下 バイオリンを弾くシーンはもちろん注目していただきたいですが、この人物はこの後どうなっていくんだろう、この関係はどうなっていくんだろうっていう連続ドラマらしい回を追って楽しめる内容になっていると思います。登場人物全員にスポットが当たっていますので、そのあたりも楽しみにしていただきたいです。

中川 人間関係だったり、恋愛だったり、家庭の問題だったり、「そんなのドラマの世界だよ」と言えないくらい、ときに残酷で生々しい部分が描かれています。脚本を読んでいても「こういうシチュエーション分かるなぁ」とか、言葉ではうまく説明できないんだけど「こういうときってあるよなぁ」という部分がたくさんあるので、演じ手として、ちゃんと表現して伝えられればと思います。だからこそ視聴者の方にもぜひドラマの世界に入り込んで見ていただきたいです。

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