日曜劇場『グランメゾン東京』

番組情報

尾上菊之助さんインタビュー

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丹後学という男
フランスにいるときから、尾花夏樹という男の才能を認めていて、片や自分はパリで失敗し、江藤さんに拾われて日本に帰って来ている。尾花に対する想いは人一倍強いと思います。「彼にだけは負けたくない」という想いがあって、反骨精神でやっている部分はある。ただ、丹後という男は尾花という男の存在があるからこそ、自分を高めることができる人だとも思います。
彼は純粋にフレンチの道を極めたい人なので、丹後は”求道者”だと思っています。
最終回で
敵地「グランメゾン東京」に足を踏み入れて
かなりアウェイでしたね(笑)。
アウェイ感をヒシヒシと感じて…やりづらいというか、空気が全然違うんだなと思いました。それと同時に、厨房に立たせてもらっているうちに「gaku」が自分のホームなんだなと、アウェイに行ったからこそ、改めて強く感じました。

メッセージ
「gaku」は、平古祥平を得て強くなり、トップレストラン50で8位になったにも関わらず、祥平を失ってしまう…。これから尾花のいる「グランメゾン東京」と対峙していくにあたって「gaku」は再び一致団結して、三つ星をとれるのかどうかということを「グランメゾン東京」とともにぜひ注目していただきたいところです。
また、最終回に向けて、あることが起こるのですが……「これが料理の世界だ」とも思います。江藤オーナーも非情な男に見えますが、やはり同時に優秀な経営者でもある。店をより良いものにしたいという気持ちも持っている。そして、丹後も純粋に料理を極めたいと思っている。それぞれが極めたいという想いを持っていて、それが一致したときには大きな力になるけれど、掛け違えてしまうと、その力はあっという間に崩れていってしまいます。
「gaku」が平古祥平を失って、どうなっていくのか…三つ星をとれるのか…そして、その後、それぞれがどう進んでいくことになるのか、最後までお楽しみいただけると嬉しいです。