日曜劇場『グランメゾン東京』

番組情報

木村拓哉さんインタビュー

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役作りにあたって
今回、尾花夏樹を演じるにあたって、自分自身で何かを付け加えるような作業は特にしていなくて。それよりも今回、料理の監修をしてくださるシェフや、長年にわたって自分の調理指導をしてくださっていた先生がいらっしゃるので、力を借りています。今回はバラエティ番組の1コーナーではなく、シェフがどういう想いで今に至っているのかというところに重点を置いて料理を作っています。ミシュランという1つのものさしで測られたあと、自分自身やその店、その味のクオリティを落とすことはできない。淡々と料理を作っているだけではなく、目には見えないプレッシャーがメンタルをかき乱している中での料理。”料理”という作業は一緒ですが、今までとはちょっと矢印の向きが違うかなと撮影をしていて思っています。

尾花夏樹という人物
非常に膨大なエネルギー持ち合わせた奴だと思うんですけど、さっき話したように、ものさしで測られたあとのプレッシャーが、彼を追い詰め、彼を固くさせてしまった。その固くなっていた部分を、鈴木京香さんが演じる早見倫子という女性と出会うことで、解かされていくことになるのですが…そうですね、彼は仕事をさせたら、仕事が出来る男だと思うんですけど、コミュニケーションとなると、おそらく最低な奴です(笑)。彼の作った料理は食べに行きたいと思いますけど、プライベートで付き合うには厳しいんじゃないかな(笑)。何を思いつくか、何を言い出すか、どんな行動に出るか、彼の中で良いと思ったことを急にやり始めるので。ご飯は食べに行きますけど、連絡先はしばらく交換しないと思います(笑)。
仮に近くに尾花がいて、声をかけるとしたら?
声をかけても聞かないですよ。早見倫子さん経由で伝えていただければ(笑)、こっちの真意は伝わるんじゃないかなと思います。