インタビュー
山田美紅羽さん桜井佳織 役
出演が決まったときの感想を聞かせてください。
私はオーディションを受けたんですけれど、出演が決まったときは本当に嬉しくて泣いてしまいました。ドラマは明るくて楽しくて、怖い人とかイヤな人が出てこなくて、安心してほっこり出来るお話しだな、と思いました。ちょっとギャグっぽいところもあって、堅苦しくなくて撮影が始まるのが楽しみでした!
「下剋上受験」では塾に通うのではなく、お父さんが一緒に勉強してくれますが、そういう勉強法はどう思いますか?
その方が安心します。きっと分からないところも最後まで教えてくれるでしょうし、私は家族のほうが聞きたいことが聞けると思います。今も撮影で学校の勉強が遅れてしまったときなどはお父さんやお母さんがついて熱心に教えてくれるので安心です。
演じている「桜井佳織」という女の子はどういう子ですか?
元気で明るくて無邪気な小学生です。とても素直で、そういうところは私と似ていると思っています(笑)。でも私はもっと頑固なところがあるので、そこは違うと思っています。
そんな佳織が受験に挑みますが、どう感じました?
偏差値41から72に挑むというのはちょっと厳しいのかな、と思います。でも時と場合と努力によると思うので、お父さんが一緒にやってくれるなら頑張れるのではないでしょうか。台本や原作を読んでも本当に大変だったと思うし、今、その佳織を演じていて、お父さんとの二人三脚での頑張りはすごいな、と感じています。
もしお父さんに「今から受験しよう!」と言われたら…?
びっくりします!今からなんてとまどいますし、佳織のようやり遂げられるかどうか…私は中学受験をする予定ではないですし、何となく塾も怖いイメージがあって、私には無理じゃないかと思っています。
受験をする人って、真面目というか、将来を今からきちんと考えていて大分前から準備をしていると思うんです。佳織のように5年生になってから、という子はあまり居ないのではないでしょうか。私の周りにも受験をする子はいますが、やはり受験組と違う組、みたいになってしまって、仲良くしてはいますが、すごいな、ちょっと違うのかな、と思っています。
でもドラマの撮影を通じて受験を体験できていて、塾も学校も勉強することに変わりはないんだな、と少し印象が変わりました。
桜井家のお父さんに阿部サダヲさん、お母さんは深田恭子さんですが、共演している感想を聞かせてください。
阿部さんは温かみのあるお父さんで、アドリブとかも入ってとても面白いです。私もついていかなきゃ!と頑張っています。深田さんは最初「あのドラマに出ていた人だ!」という感じで、憧れの人ですしびっくりしていてなかなか話しかけられなかったです。でもすごくお芝居も上手で引っ張ってもらっています。最初の撮影の日、お二人から誕生日のお祝いをしてもらって本当に嬉しくて、ついていこう!と必死になっています。
ご覧になる皆さんに見どころ、メッセージをお願いします。
お父さんが家族に受験をしようと伝えるとき、自分の思いを訴えるシーンは本当に泣きそうになっていて、きっと信一さんも苦労してきたからこそいろんな思いがあったんだろうな、とぐっと来ました。
私もこれまでオーディションとか落ちたりしても、ここで全部諦めたらもったいない、と思っています。見ている人にも「こんなことやってるんだ、すごいな」ではなく、同じように「諦めかけてもここまで頑張ったんだから、もったいない、また頑張ろう」と思って欲しいです。
真剣だけど全体に明るくて元気なドラマです。是非家族で見てください。