金曜ドラマ「MIU404」金曜よる10時

インタビュー:vol6羽野麦役 黒川智花

Q.出演のお話を聞いた時の率直な感想をお願いします。また、作品全体の印象、伊吹と志摩の印象を教えてください。

主演の綾野剛さん、星野源さんのお二人はもちろん、脚本の野木(亜紀子)さん、監督の塚原(あゆ子)さんをはじめとした撮影チームは、今のドラマ界で知らない人はいません。その一員になれると聞いたときには、感激するとともに大変光栄に感じました。機動捜査隊をテーマとした疾走感のあるお話にはしびれっぱなしです。仕掛けだらけの脚本と、工夫が散りばめられた俳優陣の演技によって、いろいろな方の予想をはるかに超える作品になっています!
伊吹は鋭敏で颯爽、志摩は深慮で迅速、な印象です。伊吹が破天荒すぎず、志摩が無表情すぎず、そのさじ加減が脚本の野木さんの妙であり、綾野さん、星野さんの演技のなせる業だと思います。今後、これまでに見たことのない最高の2人組になると楽しみにしています。

Q.第4話で麦の過去が明らかになりましたが、麦の印象を教えてください。また、演じる上で気を付けていることはありますか?

麦は正義感のある強い女性ですが、それゆえに複雑な状況に陥ってしまっています。ふとした時に不安を感じつつも、桔梗とゆたかとの今を大切に過ごしています。麦は後ろ向きになりすぎず、周囲の人たちに心配りができる優しさも持ち合わせているなと。
演じる上ではまずは桔梗とゆたかにとっての「日常」になれたらと思っています。外出もままならないような恐怖にどう向き合っているのか、状況を考えながら演じています。今後彼女がどのような事態に巻き込まれていくのかはまだわかりませんが、麦という女性の芯というものを常に意識していたいと思います。
麦も第4話で登場した(青池)透子も、過去の同じ事件の影響で特殊な人生を歩むことになってしまいました。透子と同じように過去の事件が原因で死んでしまう可能性があるのではという不安はあります。透子は死んでしまいながらも自らの意志を体現しましたが、麦の意志はどのような結末につながるのか、気になります。

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Q.助けてくれた桔梗の印象、また、桔梗を演じる麻生(久美子)さん、ゆたかを演じる番家くんの印象を教えてください。

桔梗が男性陣をビシッとまとめる姿はとてもカッコいいですね。麦をかくまうような男らしさも持ち合わせていて、素敵の一言に尽きます。麻生さんご自身は女性らしい柔らかな印象で、現場でもとても優しくしていただいています。基本的にゆたかを含めた3人のシーンが多いのですが、2人だけで女子トークもできたら楽しそうだな、なんて思っています。
番家くんは礼儀正しくて、人懐っこい性格です。初対面の私にもたくさん話しかけてくれたのでうれしかったです。撮影初日に手をつないだ時、カワイイいがぐり頭にきゅんとして「触っていい?」と聞いたら、笑顔で「いいよ」って許してくれました。今はなかなかできない状況なので、我慢しています(笑)。

Q.第4話の最後に桔梗が麦に「必ずあなたを自由にする」というセリフが印象的です。今後の麦の見どころを教えてください。

麦が「自由」を手に入れるために、何をすればよいのかが鍵になっていきます。機捜メンバーがどのように関わってきて、どのような関係性になるのかも気になりますが、徐々に明らかになる麦の人物像にも注目していただけたらと思います。

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