金曜ドラマ「MIU404」金曜よる10時

インタビュー:vol3九重世人役 岡田健史

Q.台本を初めて読んだときの印象を教えてください。

まず、伊吹のキャラクターが面白いなと思いました。警察官なのに自由奔放で、警察には絶対にいなさそうな人間だなって。僕が演じる九重は伊吹と真逆の人間なので、九重がいることによってより伊吹が際立てばいいなと思います。どういう風に演じたらいいのか考えるのがとても楽しいです。学生のころ、将来について悩んでいたときに警察官も選択肢にあったので、俳優の仕事を通して経験できるのはすごく恵まれてるなぁと思いました。ただ、機動捜査隊っていう職種があることを知らなくて。24時間の勤務で初動捜査をする部署で、必ずしも最後まで事件を捜査できるわけではない。最初は「これで終わり!?」って思ったんですけど、今はこれを機会に機動捜査隊の仕事を伝えられたらいいなと思っています。

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Q九重という人物を演じてみていかがですか。

世間知らずですね。自分のやってきたことにすごく自信を持っていて、自分の意見をはっきり言えてしまう人物。たとえ上司であっても意見をいいますし、見ていてイラっとしてしまうぐらい(笑)。でも、これから第4機捜で働くうちにどういう風に変化していくのかが見どころだと思いますし、僕も楽しみにしています。
演じる上では、九重は難しいです。空気を読まずにはっきりと意見を言ったりする九重のような部分が自分にはあまりないので。塚原(あゆ子)監督と九重についてお話させていただいたのですが、「唯一この作品のレギュラーキャストの中で若い世代が九重だけなので、『こういう若い子いるよね』って思ってもらえるようなキャラクターにしたい」と。僕は九重のようにドライなタイプではないと思っているので、よく聞く「若い人たちってこうなんだよ」っていう話を参考にしたり、「僕にもそういう部分あるかな」と考えたりして必死に九重を作り上げています。自分とは全く違う九重を演じることは楽しいですし、幸せだなと思います。

Q.現場の雰囲気はいかがですか?

素敵な役者の方たちの元で芝居ができるなんてすごく幸せです。皆さんの芝居を生で見るのはすごく楽しいですし、刺激になります。綾野(剛)さんからアドバイスをいただくこともあります。この現場では自分の未熟さが浮き彫りになってくるので、クランクアップするまでにたくさんのことを学んでいきたいです。

Q.最後に作品の見どころをお願いします。

やはり綾野さん演じる伊吹と星野(源)さん演じる志摩が見どころです。2人の立ち居振る舞いや生き様も見ていただくと、他のキャラクターも見えてくると思うので、あの2人に注目していただきたいです。

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