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Vol.2

写真セット紹介 解剖室

ミコトたちが働くUDIラボは、研究施設「西武蔵野研究センター」の中にあります。解剖室は1階、オフィスは4階、研究フロアは5階で、他にもさまざまな検査会社や薬品会社などが入っています。
ベテラン美術スタッフいわく「研究施設って病院とはまったく違って、特殊な世界なんです」とのこと。
美術スタッフの工夫やこだわりが詰まったUDIラボセットの中から、今回は象徴とも言える「解剖室」をご紹介します。

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実際の解剖室を参考に作ったUDIラボ解剖室。
解剖台や機器類、人の導線など細部までリアルを追求しています。法医学監修の上村先生も「ほぼ忠実にうちの解剖室を再現されています」と太鼓判!

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特にこだわったのが遺体保管庫。
ここからご遺体を出してストレッチャーに移すというお芝居もあったため、扉は見せかけではなく、メーカーさんにお願いして番組用に作っていただいたそう。庫内は照明がつき、温度も5℃に保たれているという設定です。

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解剖台の横に置かれたトレーには、解剖用具がずらり。医療ドラマにはあまり出てこないであろうハンマーやT字ノミ、さらにレードル(おたま)やボールなどキッチングッズのようなものまで。
すべて実際の解剖で使われるものだそうです。

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壁には、取り出した臓器の重さや大きさ、状態などを書き込むホワイトボード。ドラマでも六郎が記入していますね。
解剖医の所見をその場で記録するためのパソコンや電話、電卓などの事務用品もあります。

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見慣れないこの器具は、取り出した臓器を撮影する撮影台。

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シンクにはキッチンで使うような道具や、家庭にもある掃除用具などが置かれています。

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解剖室の前には、エプロンや手袋などを身に着けたり、脱ぐ場所があります。長靴の棚は番組用に作っていただいたもの。なんとビルトインの殺菌器で、長靴を使用するたびに殺菌、乾燥が行われます。洗面所も清潔を保つための機器が備え付けられています。

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解剖室横の冷蔵棚には、解剖で取り出したと思われるものや液体が保管されています。
臓器などはすべて作り物ですが、特殊造形さんによる非常にリアルなものばかり。

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解剖室の入り口にあるホワイトボード。推定死因などご遺体に関する情報や、執刀する医師の名前などを記入します。
UDIラボは三澄班、中堂班ともほぼ3人体制ですが、上村先生の東京医科歯科大学では執刀医1人に補助者2人、記録1人の4人1チームが基本だそうで、設立から間もなくて超人手不足のUDIラボはかなりギリギリみたいです…。

以上、今回はUDIラボ解剖室についてお届けしました!
次回もお楽しみに。

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