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「21世紀のテレビは こうなってほしい!!」 編集記録

 昨年12月8日から旭東小の取材を始めて、3月22日の卒業式までの間に撮影したビデオテープは、30分テープで187本になりました。
私はこれまで1時間のドキュメンタリーや情報番組を何本も制作してきましたが、これほどたくさんのビデオテープを回したのは、今回が初めてでした。
 普通、20分のビデオテープで、100本〜120本ぐらいの本数になります。それほど今回の取材は、子供たちの活動を幅広く記録するために多くの撮影時間を要しました。
  取材を終え残る作業は、編集作業です。187本でおよそ93時間撮影されたテープを、44分に凝縮しなくてはいけないのです。編集を始める前に、どのテープの何分のところに、どんな映像と音声が収録されているのかを編集マンと一緒に一度プレビューします。武次ディレクターがあらかじめ鈴木先生や学校の先生のインタビューを聞いてノートに書き起こしていたのですが、それでも93時間のテープをチェックするのに丸1週間かかりました。

 編集作業をする部屋は、2畳ほどの小部屋。そこに、200本近くのビデオテープと資料に埋もれながらの作業になりました。テープをすべて見終えた時点で、「お疲れさまでした!ごきげんよう、さようなら!」という気分になりました。これだけ多くのテープを見ると、何をどうやってつないでまとめたらいいのか悩んでしまったのです・・・・鈴木敏江先生の話を聞くと、大事なことは!「テーマ決め」「情報リサーチ」「プレゼン」など各ステップすべてが大事、それに多くの子供たちの顔や、旭東小の先生も入れ込みたいと思いますが44分にしなくてはいけないのです!
  編集が始まってから、編集所はまるでカルタ取りをやっているような様子!必要な映像は、テープナンバーが何番の何分のところ、とチェックしたノートを見ながらつなぐのですが、そのテープが部屋の中のどこにあるのか探しながらの作業になりました。

  最初に編集をしたテープは、およそ124分、2回目は95分、3回目は64分構成を変えながら9回に及ぶ編集でようやく45分になりました。20年テレビの編集に携わった編集マンいわく「こんな編集、いままでしたことがない!」というぐらい素材の多さに仰天していました・・・・・
  44分まで、あと1分切らなくては(短くすることです!)いけないのですが、精魂尽き果てて、あとは本編集ですることにしました。いずれにしろ、テープをチェックしてからナレーションを入れるまで、およそ3週間かけ仕上げました。番組の出来具合は、4月30日の放送日まで楽しみにしていてください!また、見た感想などを聞かせていただければ光栄です!今後の番組制作に生かしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします!!
                     ディレクター 徳満 宏