
「旭東小学校の『21世紀のテレビはこうなってほしい!』の取材を終えて・・」
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鈴木敏恵先生と徳満ディレクター |
私が取材で初めて、旭東小にお邪魔したのは1月11日で事でした。子供たちは、まだあどけなくどこにでも居る、元気な小学生でした。メディア・リテラシーの授業がどのように行われ、子どもたちの変化が映像でどう表現できるのか、不安が一杯の中で取材が始まりした。
子供達が情報リサーチに出るまでは、校内の取材だけで映像的にも代り映えしなく、本当にテレビ番組として成立するのかと夜も眠れず・・・・しかし、そんな不安も情報リサーチが始まったとたん払拭しました。子供たちも、始めのうちは、テーマを決めてからどのように取材に出てまとめるのかと言う不安を抱いているようでしたが、鈴木敏恵先生や旭東小の教師陣の分かりやすい指導で自信を持った子供たちは、日増しに、生き生きとし目を輝かせながら自分達のテーマに積極的に取り組んで行く様子が伺えました。
教師主導の授業ではなく、子供たち自らが研究テーマに真っ向から取り組む姿は、ドキュメンタリーの取材対象としてはこの上ないものでした。
この子供達の、真剣で意欲的な活動の様子を記録するにはどうしたらいいか?撮影には、2台のテレビカメラを投入し密着撮影を行いましたが、大きなカメラでは、子供たちの気をそらしてしまい、その子供たちに迫る事が困難でした。チーム活動が行われる場所に、定点観測用にCCDカメラを設置しようかとも思いましたが、大勢の子供達の中である人物だけの音声を収録する事は難しく、また、映像も隠し撮り風になってしまうので、この案は却下に・・・・・
そこで、ディレクターが一人でも撮影が可能な、デジタルカメラを導入し撮影をする事にしました。カメラマンは武次ディレクター。彼は、12月から旭東小の取材に訪れ、子供達の兄貴分として慕われている存在になっていました。おかげさまで、子供達の生き生きとした表情をうまく映像に収める事は出来たのですが、取材を終えてビックリ!!
何と、収録した取材テープの総数が30分テープにして187本になってしまったのです! 一体、誰が編集するのか?末恐ろしくなり東京に戻り、またまた眠れない日々を送る事に・・・・・
*次回は悪戦苦闘の編集作業について!
ディレクター 徳満宏
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