現場レポート Report

20200217(月)

みなさんこんにちは!
「三日ぁ遅れの、便りをのせて〜」と「アンコ椿は恋の花」をうたったのは、昭和を代表する国民的演歌歌手の都はるみでしたが、第5話の放送より一日遅れでポチポチと“現場レポート”の原稿書きをさせていただきますのは、こちらわりかし“昭和歌謡好き”な番組サイト担当nobu-c…、
最近の新型コロナウイルスのニュースでは、感染者のことを目の敵のように忌み嫌う人たちの姿や、それに伴う風評被害などなど、いろいろと考えされられること多々あり。それこそ、この「テセウスの船」でいうならば、犯罪者の家族となってしまった心さんたちが“周囲から目の敵にされ、執拗な嫌がらせを受けて暮らしていた…”という物語の背景とダブったりして、なんとも心苦しく感じることがあります。
そこで、ちょっと調べてみたところ、犯罪者の家族が虐げられた生活を余儀なくされるという事柄は多数あり、そんな犯罪加害者家族の支援に取り組む団体もあるそうなので、もしご興味ありましたら、調べていただくことをお勧めします。
っと! リアルと、ドラマのフィクションを同列に語るのは少々、的違いかもしれませんが、この作品を通して、知らなかったことを知るきっかけを見つけていただけるのであれば、それは良いことかと。。。

と、nobu-cの勝手な想いはさておきまして!

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こちらは、花びらを散らしたお上品な座布団ではございませんっ!
というか、番組の公式SNSをフォロー&チェックされている方ならご存じかと思われるところ、先週の2月12日は、榮倉奈々さんのお誕生日ということで、スタジオ撮影中に、サプライズハピバが行われたのでした♪

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竹内さん&玉季ちゃんよりケーキが運ばれてくると、
「すご〜い! どうもありがとう!!」
と、笑顔の榮倉さん、見事にロウソクの炎を一息で吹き消しました。
それにしても、この記念写真、みなさんの笑顔はもちろんのこと、この色味や風合いが平成元年っぽい!?
ちなみに、番組公式インスタグラムで榮倉さんハピバの動画が公開されているので、未見の方はぜひご覧くださいませ。

と、遅ればせながらのハピバ情報はこれくらいにさせていただきまして、

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今回の現場レポは、第5話のクライマックスシーンの一つ、“心さん&藍さんが紀子さん宅ご訪問!”シーンの様子を紹介させていただきます。

ちなみに、撮影が行われたのは、都内は杉並区にある某ハウススタジオでしたが、サラリと「ハウススタジオは何ぞや?」と説明すると、本物の家屋やマンションを撮影スタジオとして貸し出しているところ…という感じでしょうか。
そして、こちらのスタジオも以前はどなたかが住んでいらした物件かと思われますが、昭和レトロな佇まいは、芦名星さん演じる紀子さんが“30年来の秘密を告白”する舞台としてバッチリピッタリな雰囲気を醸し出しています。

この日の撮影は、時系列的なスケジュールなところ、まずは、紀子さんが心さんへ証言を断る電話をしているシーンから始まりました。
老けメイクで撮影に臨む芦名さんですが、さすがにお手は綺麗なところ、
「携帯を持つ手も見えるので、手にもちょっと老けメイクをしないと…」
とは、カメラのファインダーから役者の演技を見つめる、カメラマン・伊澤さんの言葉。テレビカメラのファインダーといっても、別段大きなものではありませんが、そこはさすがにプロの眼力! 肉眼で気が付かないところでもメチャ見えているんじゃないか!? と思うくらい、ファインダーを通して細部まで確認されています。

ということで、微調整しつつ撮影が進みまして、

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心さんを待つ紀子さんの図。
カメラから芦名さんまでの距離をメジャーで測っているところですが、映画の撮影隊ではよくみられる手法かな。距離を測ることで被写界深度を確認して…っと、技術的なことは説明しなくてもよいですかね…。

( ̄◇ ̄)o0○

程なく、心さん到着!

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この後に現れる藍さんに対して、
「“何で(と呼びかける)”テンションはどれくらいが良いですか? 座ったところでもう一度“何で”と声をかけてもいいですか?」
などなど、第5話の演出を務めた山室監督と細部を確認する竹内さん。
「見ている方はさつきに言われて来たと知っているので、心は“ねえちゃんなりに覚悟をしてきた”と解釈していいと思います」
と山室監督。
そしてそして、

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心さんに続いて藍さんの到着。
「コートはどうします? やっぱり脱いだ状態で手にもって入ってきた方がいいですよね? でもこの後、倒れて運ばれるんですよね…着ていないと寒いかな(笑)」
と、先々のシーンのつながりを心配する貫地谷さんですが、
「運ばれるときは毛布とか掛けると思います」
と、貫地谷さんの心配を払拭する山室監督でした♪

そして、ついに告白タイム!

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芦名さんへ、
「話しをしているうちにだんだん、過去のことを思い出してきて苦しくなってくる感じをお願いします」
貫地谷さんへ、
「本当なら、自分のためにも真犯人を知りたいと思っているはずですけど、さつきのプレッシャーもあって、正常な判断能力をなくしている感じを出していただきたいです」
竹内さんへ、
「相づちを打つタイミング、表情は…」
などなど、3名3様の演技とセリフの言い回しを確認する山室監督の言葉で、最初のドライがスタート!
さてさて、告白が進みまして、いよいよ薬を口に含むお芝居となる貫地谷さん…、

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ですが、薬を含むタイミングを逸し、
「飲むタイミングが…(笑)」
と苦笑いの貫地谷さんです。
そんな貫地谷さんに、
「ねえちゃん失敗…(笑)」
と、竹内さんが笑顔で突っ込みを♪

ちなみに、台本では告白タイムの最後の方で、藍はいたたまれず薬を口にするとなっていたのですが、

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「でも確かに、飲んですぐに倒れるのも変な感じですよねぇ…」
との山室監督の言葉に、
「先に飲んでおけば、薬が効いてくる感じは出せそうですよね」
との竹内さんの提案もあり、薬を口にするタイミングが微調整されたんです。

といった感じで、またしても事件の真相が遠くへと離れてしまった心さんですが、撮影の合間では、
「1話も2話も泣いちゃったよ〜。みんなで手をつなぐところが良かったね、星もきれいだったし♪」
と盛り上がっている貫地谷さんがいらっしゃいました。
そんな貫地谷さんに、
「(手をつなぐシーンは)緑山スタジオ(の敷地内)で撮影したんです。星空はCGで…」
と、竹内さんが撮影の裏話を明かすと、
「え〜! そうだったの!?」
とビックリな貫地谷さんでした(笑)。

そんな二人のやり取りが本当の姉弟のようで、周りからもクスッと笑いが起こっていたのは、言うまでもなく…♪

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