現場レポート Report

20200115(水)

みなさんこんにちは!
いよいよ放送日も近づきまして、日曜劇場「テセウスの船」の情報に触れる機会も多くなっているかと思われますが、そんな昨日の1月14日、TBS局内で記者会見が行われました!!

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そこで、その会見の様子や登壇者のコメント&やりとりなどなど、こちらで紹介させていただきたいと思います。
この日、大勢の取材記者さん&カメラマンさんの前に登場されたのは、主人公の田村心を演じる竹内涼真さん、心の母親・佐野和子を演じる榮倉奈々さん、心の最愛の妻・田村由紀を演じる上野樹里さん、そして、心の父親・佐野文吾を演じる鈴木亮平さんの4名です。

大きな拍手とカメラのフラッシュの中、壇上へ現れた4名より、まずはごあいさつをいただきます。

〇竹内涼真さん
やっとこの日が来たなという感じです。日曜劇場に主演することについて、楽しんで頑張ろうと自分に言い聞かせていましたが、やはりプレッシャーは感じましたし、クランクインの前日などは考え込みすぎるところもありました。
ただし、この作品にかかわる出演者の皆さん、スタッフの皆さんに助けられながら、第1話の撮影を終えました。第1話の撮影は本当に大変でしたが、とても良いチームでやらせていただいています。
先に第1話を見せていただきましたが、自信をもってお届けできる作品になっていると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

〇榮倉奈々さん
まさか30代前半で20代半ばの息子を持つ役をするとは思ってもいなかったので、とても不思議な感じがしています。さらに不思議なことに、撮影が進むにつれ、竹内さんが息子のように思えてきて…というのは言い過ぎですが、本当に可愛く思えて「頑張れ!」と応援したくなる気持ちがわいてきます。
それはきっと、竹内さんの真摯な姿が現場に与えている影響を、私も受け取っているのだなと思います。

〇上野樹里さん
主人公・田村心の妻役ということで、心の唯一の味方であり支えであり、どんな境遇になっても、しっかりと心が正しい道に進んでいけるよう支えていきたいと思います。
この作品はサスペンスフィクションですが、家族愛や人を信じる気持ちなど、誰もが共感できるドラマだと思うので、毎週見ていただけたらと思います。

〇鈴木亮平さん
竹内涼真くんと親子役ということですが、ほぼ身長が同じです。さらに、最近気が付いたのでですが、僕も(竹内さんと)同じ位置にほくろがあるんです。

と、それを聞いた竹内さん、
「えっ、本当だ!」
とビックリし、会場も大爆笑に♪

ひと沸かせした鈴木さんは続けて、

なので、自信をもって親子役を演じています。
僕が演じる佐野文吾という役は、過去のパートでは村人からの信頼も篤く、家族思いの良き人間なのですが、そんな駐在さんが、なぜ大量殺人犯の被疑者として捕まることになったのか? ぜひ観ていただきたいと思いますし、いよいよ放送ということで、皆さんにどう受け取ってもらえるのか、ドキドキワクワクしています。
原作もそうですが、本当に面白いストーリーで、台本を読む手が止まらないくらいです。毎週かならず「アッ!」と言わせる展開を用意していますので、ドラマ「テセウスの船」は最高の船出ができると思っています。

と、第1話の放送を“船出”に例えるなんて、とてもウイットに富んだ表現ですよね。
そして、お次は質問コーナーでした。

「地方ロケも多いそうですが、撮影現場での苦労話やエピソードをお聞かせいただけますか?」
という質問には、

〇竹内さん
当初、雪のシーンの撮影を予定していた場所が、まったく雪が降っていなかったんです。

〇鈴木さん
こんなに暖冬を憎んだことはありません(笑)。

〇竹内さん
そこで、雪が降っている場所を見つけていただき撮影が行われたんですが、そこがものすごい吹雪で、あんなに寒い思いをしたのは初めてでしたね。

〇鈴木さん
ホント、吹雪でビンタされているみたいでした。

〇竹内さん
走るシーンがすごく多かったんですけど、心はタイムスリップするなんて思っていなかったので、履いているのはスニーカーなんですよ(笑)。文吾さんや和子さんは(そこで暮らしているので)長靴やスノーシューを履いているんですけど、僕だけスニーカーだったので大変でした。

そんな大変な撮影ですと、どうしても温かいものが食べたくなりまして、鈴木さんと一緒にお店を探しに出かけたんです。その見つけたお店がすごくおいしかったんですが、僕らのことも知ってくれていて、帰り際に「抱きしめてください!」ってお願いされたんです。

〇鈴木さん
70歳くらいの方でしたね。

〇竹内さん
それで、ハグさせていただいたんですけど、その3日後くらいに、撮影現場にケータリングをしてくれたんです。スタッフさんが50名くらいだったんですが、サービスだと言って80食も用意してくれました。

〇上野さん
ハグパワーですね〜♪

〇竹内さん
鈴木さんもハグされてましたよね?

〇鈴木さん
あっ、俺のおかげか〜!

〇榮倉さん
心と会うシーンの撮影が吹雪の時だったんですけど、吹雪がすごくて心の姿が見えなくなっちゃうんです。
それくらいにすごい雪の中でのロケだったんですが、おかげで第1話は壮大なドラマになったと思います。

〇鈴木さん
本当にすごかったです。あとは、本当に撮影が過酷だなと思ったのが、ある日、竹内君が歯を磨いていたんですけど、磨き終わったらなぜか自分の靴下で口を拭いていたんですよ、「あっ、靴下だ…」って。あれは、なんだったんですか?

〇竹内さん
(そばに置いていた)靴下で拭いたときは、「あっ、ヤバいな…」と思いました。

〇鈴木さん
過酷だからね〜。

そして、
「ご自身がタイムスリップできるとしたらどの時代に行きたいですか?」
という質問には、未来へ行ってみたいと竹内さん、

〇竹内さん
自分がおそらく生きていないだろうというところの、ちょっと先(の時代)へ行きたいです。120年後とか。
単純に、自分の未来や携帯電話や車とか、どうなっているんだろうって。ドラマはちゃんとあるかなとか、映画館減っていないかなとか、そういうところが気になります。

そして榮倉さんは、「もうすぐ子供が3歳なので、その頃に一回戻ってどんな感覚なのか体験したい」そうですが、

〇竹内さん
今の記憶のまま?

〇榮倉さん
3歳の感覚になって、また戻ってその記憶を留めたいです。子どもって、一緒に歩いてても何を見ても楽しそうなんですよ。全てが新鮮で。その感覚をもう一度知りたい…、

〇鈴木さん
それ、タイムスリップじゃないね! そのまま戻らなきゃ。

〇榮倉さん
えっ、そっか! そうですね。

〇鈴木さん
3歳の自分に戻ったら、タイムスリップじゃないね。

〇竹内さん
厳密にいうとタイムリープですね?

〇榮倉さん
(行きたい時代が)どの時代かってことですよね? それちょっと用意してなかったなぁ…。

〇上野さん
でも3歳の頃に戻って、3歳の自分を見るとか。

〇榮倉さん
そっか、(今の自分が)存在してるってことか。

〇鈴木さん
そういうこと、タイムスリップって!

と、榮倉さんの納得がいったところで、上野さんの希望を伺うと、

〇上野さん
昭和の最初の頃や、おばあちゃんがまだ子供の頃とか。戦争が終わって街が活気づいてきて、人と人とのコミュニケーション(が多かった頃)、隣に住んでいる人に「作り過ぎたから、これあげるよ〜」とか。
そういう時代に行ってみへ、普通に暮らしを味わいたいです。その活気とか生きるエネルギーみたいなものをいっぱい浴びたいです。

そして、最後の鈴木さんは、いつもそんなことを想像しているそうで…、

〇鈴木さん
(行ってみたい時代が)めちゃくちゃありますが、一つと言われると、僕は古代ローマの温泉に浸かりたい!
古代ローマ人って本当に温泉が大好きなんですよ。遺跡から実際にどういう暮らしをしていたか分かるじゃないですか。皇帝が温泉に浸かりに来る「パムッカレ」という場所がトルコあったんですよ。そこで古代ローマ皇帝と一緒に温泉に浸かりたいです。

と、ローマ時代の温泉への憧れをアツく語った鈴木さんでした。「パムッカレ」という世界遺産をさりげなく挙げるなんて、さすが世界遺産検定1級ホルダーです。

そして、賑々しく盛り上がった会見のお時間もあとわずかということで、最後にみなさんからドラマの見どころを伺いました。

〇上野さん
最後になりますが、このドラマは本当に毎回毎回、犯人が誰なのか、ストーリを追っていくごとに分からなくなって、のめり込んでいく、そんな面白いストーリーになっています。そして妻の立場から言わせていただければ、本当に心を応援するような見守るような温かい気持ちで、このドラマを最後まで応援していただければと思いますので、よろしくお願いします。

〇榮倉さん
このドラマは、難解ミステリーと家族愛が融合した、想像もつかない、想像しきれない壮大なドラマになっていると思います。原作ファンの方にも楽しんでもらえるように頑張りますので、ぜひよろしくお願いします。

〇鈴木さん
僕は1話の台本を読みまして、展開がとにかく速い、飽きさせない、ジェットコースターのようなミステリードラマだなと思いました。第1話は25分拡大なんですけれども、一瞬で終わると思います。それぐらい色んなものが詰まってびっくりします。ですので、とにかく第1話をご家族で観てください。家族の絆、親子の絆もたっぷりと描かれていますので、家族で見られるミステリードラマになっています。よろしくお願いします。

〇竹内さん
いよいよ19日夜9時からスタートですけれども、冒頭からリアルタイムで見てくれたお客さんはびっくりするんじゃないかなと思います。この主人公、田村心は壮大な運命を背負わされてしまって、その運命に立ち向かおうとがむしゃらに必死にもがく姿を応援してほしいなと思います。
ドラマが始まるにあたって、父親が殺人犯になった、犯人は誰なのかという、少しミステリーな部分や暗い部分が取り上げられがちなんですけれども、このドラマは家族のドラマですし、家族の愛を必死に取り戻そうとする一人の人間が、壮大な運命に立ち向かいます。最終話までその運命を手繰り寄せることができるのか、家族の愛を取り戻し主人公が描いていたいちばん良い未来になることができるのかということを楽しみに、最後まで応援していただけたらなと思います。
テレビの前で観てくださるみなさんを飽きさせないよう、毎話毎話、必死になって頑張りたいと思いますので、どうか最後までお付き合いしていただければと思います。今日はありがとうございました!

以上、1時間ほど行われた会見をギュッと要約しての紹介ですが、主演を務める竹内涼真さんほか出演者みなさんの想いが、このページから少しでも伝われば幸いです。
それではでは、来る1月19日の夜9時、日曜劇場「テセウスの船」第1話をお見逃しなく!!

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