第1回
都内で発生した幼児誘拐事件。共通点があるところから、連続誘拐事件と判断される。
3件目の事件発生により、公開捜査に踏み切ったものの物証はほとんどなく、犯人への手がかりは限りなく少ない。以下、これまでの状況をまとめる。
被害者
一人目:山口光輝ちゃん(6歳)
当時の状況:日常から、母親は子どもをほったらかしにして夜遊び三昧。
二人目:田代沙月ちゃん(3歳)
当時の状況:失踪時、ギャンブル依存症の母親はパチンコ屋に。
三人目:木村健斗くん(5歳)
当時の状況:母親は「スーパーに行っていた」と証言していたが、実際は男と浮気中。
共通点
・幼児であるということ
・現場には幼児の衣服が人型に広げられており、いずれの現場にも黄色いカーネーションが残されていた
・いまだ犯人から身代金などの要求はない
考察
現場に残された黄色いカーネーションの花言葉は「軽蔑」。
犯人の目的は、無責任な「軽蔑すべき母親」への断罪か?