毎週金曜 よる10:00〜放送

生方のメッセージ

写真

飛行機音、ベンチに座っている和樹。
その手には、どんぐり。

和樹「(じっと見て)……」
   と、誰かに肩を掴まれた!
和樹「!?」
   そこにいたのは、生方。
   息を切らせて、必死に探していた様子。
生方「……何やってんだよ」
和樹「!……」
生方「早く戻れよ。お母さん待ってるぞ」
和樹「(動揺しつつ)……僕は、本当のお母さんに会いに――」
生方「本当のお母さんて誰だよ!?亜紀さんしかいないだろ!」
和樹「!……」
弓子「よくそんなこと言えるわね」
   と、やってくる弓子。
弓子「夜中にコソコソ亜紀さんと会って、和樹君を傷つけたのは誰?」
生方「(見て)……」
弓子「はっきりさせましょうよ。あなたの亜紀さんへの気持ち」
和樹「(生方を睨み)」
弓子「(微笑み)息子さんの前じゃ答えづらいかしら」
生方「……」
   決意して和樹と向き合う生方。
生方「確かに……俺は君のお母さんが好きだった」
和樹「(睨む)」
生方「……でもお母さんの気持ちの中に俺のことなんかひとつもなかった。俺の入る隙間なんて1ミリもなかった」
和樹「……」
生方「いつも亜紀さんは、君やそらちゃんや旦那さんのことだけを想ってる。そんなことくらい、君もわかってるだろ?」
和樹「(揺れて)……」
弓子「(遮るように)そろそろ時間ね。行きましょう」
   弓子、カメラなどの和樹の荷物を持ち、搭乗口へ去っていく。慌てて続く和樹。
   生方、追いかけて、
生方「亜紀さんは、君のこと体の一部だって言ったんだぞ?そんなこと言ってくれる母親他にいるかよ!」
   立ち去る和樹、背中で聞いていた。
和樹「(葛藤)……」
弓子「(和樹を見て)……」

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