2017年10月期連続ドラマ

インタビュー

宮沢茜役・上白石萌音

演じている茜はどんな人物ですか?

役所さん演じる宮沢の娘であり、山﨑さん演じる大地の妹でもある茜は、本当に家族思いの女の子。 大学受験を控えた高校3年生なので複雑な時期だと思うんですが、自分のことよりも家族のことをいつも考えているような優しい心を持った子だなと思います。未来を切り開こうともがいている父や兄の姿を自分自身にも重ねたりしながら、17歳の女の子なりに自分の将来についても真剣に悩んでいるんじゃないかなと。お父さんとお兄ちゃんの背中から学んでいることはすごく多いと思うので、茜自身も成長していければいいなと思っています。

父親役の役所さんや兄役の山﨑さんの印象は?

山﨑さんは、すごく自然体な方だなと思います。いつも自然体でいてくださるので、私も妹役としての距離感を作りやすかったです。山﨑さんの、相手を固くさせないふんわりとした雰囲気は、生まれながらの魅力だと思いますし、そんな山﨑さんに現場でもすごく助けられています。イスを2人で分けて座ったりするシーンもありましたが、それも自然とできるくらいに兄妹感はすごく生まれてきています。役所さんは、とても柔らかい雰囲気をまとった方。私は撮影初日が宮沢家の食卓のシーンで、すごく緊張していたんですが、役所さんは最初から「お父さん」としてそこにいてくださって、そんな役所さんの顔を見たらすごくほっとしました。ドラマの中でも、みんながついていきたくなるような人望や人としての情の厚さを持った宮沢社長を演じられていますが、役所さん自身のお人柄も宮沢社長と似ていらっしゃると思います。そんな役所さんのおかげで、宮沢家のシーンはいつもとても穏やかで、リラックスして現場にいることができています。撮影の合間は、お母さん役の檀ふみさんも含めて、よく4人でお話ししています。撮影以外でも温かい雰囲気なので、ドラマでも家族感が出ているのだと思っています。人としても俳優としても学ぶことが多い現場ですし、宮沢家に行くのがいつも楽しみで仕方がないです。

視聴者の皆さまにメッセージをお願いします

私のような10代の目線から見ても、大人達が一つの目標に向かって熱く走っていく姿はとても心に響くものがあります。将来を考える多感な時期だからだからこそ、こんな大人になりたいという夢を持ったり、熱い気持ちを持って取り組める仕事がしたいと感じられるドラマだと思います。それぞれベクトルは違っても、いろんな人がいろんな場所で自分の正義を貫こうと頑張っているので、見ている方もどこかに「自分」を投影できるのではないかと思います。ぜひ最後まで楽しんでください。

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