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雄二の映画情報
「胡同のひまわり」 「日本沈没」 2006年07月04日
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「胡同のひまわり」 7月8日(土)より公開
  • 胡同というのは、北京の古い街並みの路地とか横丁を指す言葉で、 まもなくオリンピックを前に消えていく運命にある。
    映画は、その胡同を舞台に親子(父親と息子)の愛情を描いた作品。
  • 物語は、30年前に文化大革命が終わって、強制労働から6年ぶりに父親が戻ってくるところから始る。
    当時9歳だった主人公の目を通して、その父親との30年間に渡る葛藤を描いていく。
    強制労働で手を潰されて、画家の道を断念した父親が、 息子を一流の画家にしようと厳しい教育を始める。
  • この父と子のドラマの背景に、開発ラッシュで急速に近代化していく北京の町の様子も描かれていく。
    例えば、主人公の両親も胡同を出て、近代的なアパートに移るために、 父親の文革時代の経歴が邪魔になるからと、偽装離婚までするエピソードが印象的。
  • 終盤、画家として成功して、ニューヨーク風のロフトに新妻と住む主人公に対する父親の意外な決断がドラマティックな見所になっている。
「日本沈没」 7月15日(土)より公開
  • 小松左京の1973年のベストセラー小説で、同年いち早く映画化された作品のリメイク。
    物語の大筋は、オリジナルにもとづいているが、33年ぶりのリメイクとあって、新たなキャラクターやシチュエーションが大幅に盛り込まれている。
  • 例えば、柴崎コウが演じるヒロインは、阪神淡路大震災で両親を失い、 そのために人助けをするレスキュー隊員になったという設定。
    また、東京タワーだけではなく、六本木ヒルズのあのタワービルが 真っ二つに折れ曲がる映像が今を感じさせる。
  • 今回の見所は、なんといってもCGの映像だが、ハリウッド映画を見慣れた目には残念ながら、かなり大雑把。
    CGがいかにお金と時間と手間がかかるかを改めて実感させられる。
  • それにしても登場する脇役が大物俳優ぞろいで、エピソードがちょっと多すぎるかなと・・・
    ただ、ラストは若い主人公、草?剛と柴崎コウのラブストーリーに 焦点が絞られてゆき、泣かせる仕上がりになっている。
「カーズ」 「ミュージック・クバーナ」 2006年06月27日
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「カーズ」 7月1日(土)より公開
  • タイトル通り登場キャラクターが全て車で、人間は1人も登場しないという設定。
    主人公は、真っ赤なレーシングカーのその名もマックィーン。
    彼は、レースで優勝すること以外に興味がなく、自分を支えてくれるチームのスタッフに感謝することもないという自信過剰の鼻持ちならない若者。
  • 物語は、その彼がカリフォルニアで開かれる決勝レースに出場するためにルート66を走っている途中、すっかりさびれた町に迷い込んでしまう。
    彼は、道路を荒らした罰として、綺麗に塗装をしなおすまで町を出られなくなり、さびれた町の住民達と交流を通して人間としてもレーサーとしても成長していくという内容。
  • この映画は吹き替え版もあるが、映画ファンなら字幕版でぜひどうぞ!
    というのも町の長老の声をポール・ニューマンが演じていて、 彼はデイトナレースで優勝した最年長レーサーとしてもギネスにも載っているくらい。
    若者ドライバーを鍛え、人間的にも成長させる役どころが、これ以上ないキャスティング。
  • ストーリー的には車に興味がない人にも楽しめるようになっていて、 クライマックスのレースシーンはCGなのにすさまじい緊迫感とリアルさにびっくり!
「ミュージック・クバーナ」 7月1日(土)より公開
  • 「ブエナ・ビスタ」といえば、かつてヴィム・ベンダースが製作した 「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」(1999年)が大ヒットしたけれど、今回のはキューバの若い世代のミュージシャンを描いた ドキュメンタリータッチのドラマになっている。
  • 若手ミュージシャンのバンドを組みたいとアピールするところから始る。
    それをきっかけに才能のある若者を求めて、ハバナの各地でスカウトしていく。
  • この映画のクライマックスは、たまたまタクシーに日本人観光客が乗り合わせたことで、ついにこの東京で、コンサートを開くことになる。
  • 「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」は、年老いたベテランミュージシャンの枯れた渋い味わいが注目されたが、僕個人は、この作品の若手達のラップやヒップホップを取り入れた若さ溢れるはじけるサウンドが楽しめた。
「ミッション・インポッシブル3」「親密すぎるうちあけ話」 2006年06月20日
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「ミッションインポッシブル3」6月24日(土)に先先行公開
  • 24、25の土・日、7月1、2日に先行公開し、7月8日から公開。
     6年ぶりに帰ってきた、話題のお馴染み大ヒットシリーズ、3作目。
  • 主人公は1作目、2作目と同じ、トム・クルーズ演じるイーサン・ハント。
     今回の彼は何と、現役を引退し、後輩の指導にあたっている。
     世間的には交通省につとめる公務員として、新妻を迎えたばかり。
     その彼が、武器の闇マーケットを支配する強力な敵と戦うために、
     再び現場復帰するというのが今回の展開。
  • いきなりアドレナリン全開の展開から、最後まで息をつかせず一気にたたみかける。
     ベルリン、ヴァチカン宮殿、上海と世界各地をまたにかけ、
     超高層ビルのてっぺんから飛び降りるなど、
     今回もスタントなしでトム・クルーズが熱演。
  • ただ、この映画のいちばんの見所は、敵役を演じる、
     今年のアカデミー賞主演男優、フィリップ・シーモア・ホフマン。
     オープニングの驚愕のシーンを迫力あるものにしているし、全編通じて演技がすごい。
  • 結局、トム・クルーズのプロデューサーとしての力量の凄さを見せられた。
     これまでの映画では、地味な脇役という印象しかなかったホフマンを抜擢。
     監督の起用にしても、1作目はブライアン・デ・パルマ、2作目はジョン・ウーと、
     巨匠を抜擢してきたが、今回は新人のJ・Jエイブラムスを抜擢。
     テレビシリーズでは実力があったが、映画でも手際よい見事な手腕をみせている。

「親密すぎるうちあけ話」公開中。フランス映画。
  • 見逃すともったいない、大人向けのちょっとエロチックな秀作。
     と言っても、キスシーンやセックスシーンは一切なし。
     全編にわたる大人の会話で、サスペンスあふれるエロティシズムを伝える。
  • 監督は、「髪結いの亭主」「仕立屋の恋」など 倒錯的なエロス描写で
     日本でもファンが多い、パトリス・ルコント。
     素晴らしい余韻を残すエンディングまでルコント独特の語り口が楽しめる。
  • 主人公は中年の独身の税理士。
     あるとき、彼のオフィスに突然、美貌の女性が入ってきて、
     夫との性生活の悩みを話し始める。
     どうやら彼女は、同じビルにある精神分析医のオフィスと間違えたらしい。
     しかし、彼がそれを言い出せないうちに、話を終えた彼女は次の約束をして帰る。
  • そして、またやって来て、さらに際どい話が始まる。
     主人公は彼女に魅力を感じ、人違いだと言えなくなってくる。
     一方、彼女もホントは人違いなのを知りながら、
     自分たち夫婦の危機を乗り越えるために彼を利用しているような面が出てきて・・・
  • 中盤からヒッチコック風のサスペンスタッチに。
     彼女の夫の存在、主人公の心の葛藤などなど、心の変化の物語も上質。
「母たちの村」 「ジャスミンの花開く」 2006年06月13日
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「母たちの村」 6月20日(土)より公開
  • アフリカや中東の一部で現在もなお続いているという女子割礼(正式には女性性器切除)という恐ろしい原始的な慣習を題材にした問題作。
  • 映画の舞台となるのは、西アフリカの小さな村。お清めの儀式として 行われてきた割礼が嫌で、逃げ出してきた4人の少女が、 ある中年女性に保護を求めてくるシーンから始る。
  • コレという名のこの女性は、自分も割礼を受け、その悪影響で、2度も流産し、帝王切開でようやく生まれた娘には割礼させていない。
    割礼していない女性は差別され、結婚も出来ないという風習に立ち向かい、彼女は、村の男たち全員を敵に回して闘うことになる。
  • 主人公のコレを演じる女性を筆頭に出演者のほとんどが素人で、 監督の素朴な語り口とも相まって、リアルなドキュメンタリーを見ているような力強さを感じさせる。
「ジャスミンの花開く」 6月20日(土)より公開
  • ハリウッドでも大活躍の中国スター、チャン・ツィイーが1930年から80年代に渡る3世代のヒロインを1人3役で演じるのが見物。
  • 舞台は上海。ドラマは3部構成で第1部は1930年代(映画黄金時代)、ヒロインの少女は、映画女優の卵として出発するが、 2枚目人気スターの子を身ごもって捨てられてしまう・・・
  • 第2部は、50年代(文革時代)、第1部で生まれた娘が成長して労働者階級の青年と結婚、不妊症とわかり女の子を養子にもらうが、 成長していく娘と夫の関係に妄想を膨らませていく・・・
    第3部は80年代(現在)、第2部の養女も成長し、大学生に恋をして裏切られるが、たった1人で、子供を産む決意をする・・・
  • チャン・ツィイーが初心な少女、娘、そして母親という女性の3世代のそれぞれ異なる表情を熱演してみせる。
「インサイド・マン」 「プルートで朝食を」 2006年06月06日
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「インサイド・マン」 6月10日(土)より公開
  • 銀行強盗団と捜査官達の息詰まるような攻防戦に巧妙なミステリーを絡めたサスペンスドラマの一級品。
  • 物語は、ニューヨーク、ウォール街のある銀行に4人組が押し入り、客と銀行員50人を人質にとり銀行に立てこもる。
    しかも、人質全員を自分達と同じジャンプスーツ(つなぎ)に覆面と黒いサングラスという格好をさせる。
  • 捜査官(デンゼル・ワシントン)は口先だけの要求で時間稼ぎをしているだけとしか思えない状況に疑問を抱き始める。
    さらにそこへ銀行の会長から指名された凄腕の女性弁護士(ジョディ・フォスター)が犯人側との交渉役として現場に乗り込んで来る。
    2人ともアカデミー賞を2度も受賞しているキャリアだけに見ごたえ十分。
  • こう着状態が限界に達した時に銀行から全員同じ格好をした男女が外へ飛び出してくる。
    誰が犯人で誰が人質か見分けがつかないという展開となる。
    ところが、ここからがこの映画の本当の見所で、あっと驚くドンデン返しの結末が待ち構えている。
「プルートで朝食を」 6月10日(土)より公開
  • 一風変わったある若者が生みの母親を探してアイルランドからロンドンへさすらいの旅にでるというカラフルでポップな青春映画。
  • 主人公は、生れ落ちてすぐ母親に捨てられ、父親も知らずに成長した お化粧と女装が大好きな若者。
    舞台は、1970年代のアイルランドの田舎町で、周囲から変な目で見られるこの若者が、幻の母を求めてロンドンを目指して町を出るところからスタート。
  • この風変わりな主人公を演じるのはキリアン・マーフィー。
    「バットマン・ビギンズ」の悪役でおなじみの彼が全編完璧な女装姿で登場する。
  • ちなみに先週発表されたカンヌ国際映画祭の今年の最優秀賞パルムドールを獲得したケン・ローチ監督の新作では、アイルランドの独立戦争で活躍した主人公をこのキリアン・マーフィーが演じている。
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