「エンジェル・アイズ」「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」

エンジェル・アイズ 10/12（土）公開

• 2001年アメリカ映画
• 音楽会でも活躍するラテン系美女、ジェニファー・ロペスの新作。 今回、ジェニファーは男まさりで濃いに脇目もふらないシカゴの警察官を演じる
• しかし、ある事件をきっかけに「天使のような目」をしたミステリアスな男性と出会い、心が揺らぐ。 その相手がジム・カヴィーゼル
• ちなみに「エンジェル・アイズ」というジャズのスタンダードと、映画のタイトルは全く関係ない

クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア 10/12（土）公開

• 2002年アメリカ映画。 「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」と同じ作者によるシリーズもの
• 先日、新曲のプロモーションのためセスナで移動中に22歳の若さで墜落死したアリーヤの遺作。 ヒット曲もあるアーティストで、ハリウッド期待のニュースターだった。映画以上に悲劇のヒロイン。 映画ではほとんどセリフがない反面、歩き方がセクシー。
• 前作でトム・クルーズが演じたヴァンパイアを、スチュワート・タウンゼントが演じる。 ほとんど無名だったが、この映画で大抜擢された

◆「ロード・トゥ・パーディション」 10/5（土）公開

• 2002年アメリカ映画。
• アメリカで公開とともに早々と今年のアカデミー賞候補の声があがった作品。
  「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス監督。
• トム・ハンクス、ポール・ニューマン、ジュード・ロウが出演。 「善人」役が多かったトム・ハンクスがこの作品では非常なマフィアの殺し屋を演じる。 ポール・ニューマンはそのボス役。 ジュード・ロウは、主人公を追いかけるを殺すために追いかける変質的な殺し屋を演じる。
• 映画の原作はアメリカの有名な劇画。
  そしてその劇画は日本の「子連れ狼」にインスピレーションを受けた。 いわば、この映画はアメリカ版「子連れ狼」。
• 映画では雨の中の銃撃戦が再興の見せ場。 サイレント映画の古典を思わせる風格がある。

◆「阿弥陀堂だより」 10/5（土）公開

• 2002年日本映画。
• 「雨あがる」でたくさんの賞をとった小泉たかし監督の作品。
  最近の日本映画には珍しく「いい感じ」の映画。 心が和み、癒された気分になる。
• 都会生活に疲れた熟年夫婦が、夫の生まれ故郷の信州の山奥にある村で暮らし始める。 というだけのシンプルなストーリー。
• 村で死者をまつる阿弥陀堂を守る老婆役を、91歳の女優北林谷栄が演じる。 どこまでが演技でどこまでがアドリブかわからないような名演。
  絶妙な存在感があり、彼女を見ているだけでテーマの阿弥陀堂を見ているよう。
• 寺尾聡、樋口可南子の演技も自然体で、CGが多い最近の映画の中、億品のの自然、日常をしっかり描いている。 基本をふまえて丁寧に作れば映画は間違いない、という典型的な例。

◆「サイン」 9/21（土）公開

• 2002年アメリカ映画。 「シックス・センス」「アンブレイカブル」のM.ナイト.シャマラン監督の新作。 今回は「ミステリー・サークル」の謎に挑む。 主役は、メル・ギブソン。
• 今回の作品も含め、3本を眺めると、超常現象的なストーリーの裏にサブプロットとして「家族の絆」がある。 父親と息子の信頼関係の回復。今回もそれが大きな見所
• この映画は公開前から秘密のベールに包まれているが、監督自身が唯一、ヒッチコックの「鳥」からインスピレーションを受けたと語る。 最初から伏線が微妙にちりばめられている

◆「甘い嘘」 9/21（土）公開

• 1999年フランス映画。 エロティックミステリー。 「サイン」がヒッチコックの「鳥」にインスピレーションを受けたのに対し、この映画は同じくヒッチコックの「裏窓」「レベッカ」をアレンジしたといわれる
• 若い売れない作家夫婦が、アパートの窓の外に「豪邸」を見ながらあくせくと働いて暮らしている。 ところがある日、窓の外に見ていた豪邸の主が死に、いきなりその豪邸を遺産相続することに・・・
• ヒッチコック好きの人はゾクゾクさせられる映画。 小品だけどピリッとひねりのきいたフランス映画

• 2002年アメリカ映画。 監督はポール&クリスのウェイツ兄弟
• 親の遺産で暮らし、仕事をしなくてよく、結婚する気もない独身男が主人公。 その男が、シングルマザーの12歳の少年と出会って、ある種の友情を育んでいく
• 独身男のナレーションと12歳の少年のナレーションを交互に入れる語り口が、よくある一人称の語りと違い、映画に広がりをみせる

◆「ディナー・ラッシュ」 9/14(土)公開

• 2001年アメリカ映画。 監督のボブ・ジラルティはマイケル・ジャクソンのミュージックビデオやCFを手がけた人。63歳。 監督自身がNYでレストランを経営
• NYマンハッタンのイタリア料理屋を舞台にした映画。 経営者の親子2代を中心にして、異論兄源がキッチンの内側を舞台に交錯する
• 人間関係をうまくスケッチしていて、ミステリアスなドンデン返しまで楽しめる