ペルー南海岸の砂漠地帯に800平方キロメートルもの広さにわたって描かれている巨大なマーキングは、1930年台にアンデスを越えて飛んだパイロットたちが発見して依頼、不思議な謎とされていました。ハチドリ、キツネ、コンドル、フクロウの目をした身長30メートルの人物や、渦巻き、三角、台形と総延長1500キロメートルに及ぶ無数の直線が、縦横に走り交差しています。
このラインを作った方法や目的の手がかりとなる人間活動の痕跡が、パンパにほとんど残っていないため、その目的や起源を明らかにすることは困難で、地上絵に関して、考古学者による様々な説が現存します。これらの説をパネルで解説していきます。
「世界遺産 ナスカ展」全国9会場、85万人の来場者から頂いたご質問の中で特に多いものにお答えいたします。
質問1:土器の底はなぜ丸くなっているのですか?→答えを見る
質問2:土器の色が鮮やかなのはなぜですか?→答えを見る
質問3:発色が鮮やかな理由はわかりましたが、なぜ、古代の色があのように鮮やかに残ったのでしょうか?→答えを見る
質問4:土器は日常で使われたものですか?→答えを見る
質問5:どうして土器の口は二つに別れているのですか?→答えを見る
質問6:土製の太鼓はどのようにして使われたのですか?→答えを見る
質問7:ミイラはどのようにして作ったのですか?→答えを見る
質問8:織物はどのように修復したのですか?→答えを見る
質問9:展示番号49の針はどのような植物で作ったのでしょうか?また、どのようにして糸通しの穴を開けたのでしょうか?→答えを見る
質問10:地上絵の描き方を教えてください。→答えを見る
質問11:地上絵は自然の力で破壊されないのでしょうか?→答えを見る
質問12:土器に描かれているのはどのような神々なのでしょう?→答えを見る
最先端デジタル技術「バーチャルリアリティ」(仮想現実)を用いた巨大シアターでは、CGでナスカ平原を詳細に再現。前回大好評だったオリジナル版の感動をそのままに、新しい飛行ルートで、コンドルやハチドリはもちろんのこと、地上絵の中でも人気の高いサルやキツネの地上絵もご覧いただきます。見晴し台に登って地上絵を見下ろすシーン、セスナ機に超接近するシーンや、プロペラエンジンの効果音を加え、セスナ機に乗った気分でより一層楽しいナスカ遊覧飛行を体感いただきます。
→ここがバージョンアップ
ナスカの地上絵の現状、保存・修復の様子を紹介します。
『手の地上絵』
『フラミンゴの地上絵』
写真撮影:義井豊