―ドラマが決まったときの感想を教えてください。
宮部みゆきさんの作品の実写化に出演することできて、とても嬉しかったです。撮影前に原作を読ませていただいたんですけど、どんどん新しい展開になっていって面白かったです。そして、今回演じる美知香は、難しい表情などもしなければならず、不安もありました。ただ、主演の小泉孝太郎さんは『夜行観覧車』の時にご一緒させていただいたので、またお仕事をすることが出来て嬉しかったです。
―第1部(1〜5話)をご覧になられていかがですか?
普段、あまりサスペンスを見ることはないので「難しいかな?」と思っていたんですけど、物語が進むにつれてわくわくしてきて「こんなにサスペンスって面白いんだ」と実感しました。それと、私は第6話から撮影に入ったのですが、出来上がっているチームの雰囲気が分からないので、最初は少し不安でしたが、『夜行観覧車』でご一緒したスタッフさんもいらっしゃったので、安心し楽しくクランクインを迎えることが出来ました。
―美知香を演じてみていかがですか?
難しい役ではあるんですけれど、監督や共演者の方と相談しながら美知香という役を作っていくのは楽しいです。自分とはあまり似ている部分はないんですけれど、彼女は正義感や自主性が強く、私も自分から積極的に行くタイプなので、そこは似ているかなと思いますね。ですが、演じる上で自分とは重ね合わせないようにしています。
―共演者のみなさんの印象を教えてください。
小泉さんは『夜行観覧車』でもご一緒させていただいたんですけれど、あまりお話しする機会はなかったので、今回改めてお会いして「背の高い方だな〜
と思いました。そして、私のことを覚えてくださって嬉しかったです。また、杉村三郎役もぴったりで優しさがにじみ出ていて素敵だなと思います。真矢みきさんは、美知香のお母さん役だと聞いたときは、あこがれの女優さんだったのですごく興奮しました。女性としてすごくかっこいいですし、撮影の合間にも優しく話しかけてくださって嬉しいです。
―現場の雰囲気はいかがですか?
撮影の合間、『夜行観覧車』でご一緒させていただいたスタッフさんと思い出話をすることもあって、すごく楽しいです。その『夜行〜』の監督だった塚原監督が第9話を撮ると伺って、あまりの嬉しさにそのとき持っていたバックを落としてしまいました(笑)。
―視聴者の方にメッセージをお願いいたします。
私の演じている美知香はすごく正義感の強い子で、その部分を皆さんにも分かってもらえるように演じています。サスペンスをあまり見ないという方でもわくわくしてみてもらえる作品だと思いますので、ドラマを楽しんでいただけたらなと思います。