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インタビュー

今井翼さん(上山正祐役)

出演が決まったときの感想を教えてください。

金子みすゞさんの生涯を描いた、このように素晴らしい作品に参加させていただき、本当に光栄です。自分自身にとって久しぶりのドラマ出演ですけれど、石井ふく子プロデューサーのもとで、上戸さん始め素晴らしいキャストの皆さんの中でお芝居が出来るということを本当に嬉しく思いました。 この作品を通して、演じる正祐の成長とともに自分自身もいち役者として、しっかり成長出来ていれば嬉しいです。

脚本を読まれた感想はいかがですか?

切なさの中に優しさ、そして力強さというものを強く感じました。
今のこの時代に必要なメッセージが込められていると思いますので、そういう温かさを感じ取っていただけたらと思いました。

インタビュー

正祐さんは、みすゞさんのどんなところに惹かれたんだと思いますか?

温かさ、優しさに惹かれたんだと思います。ですから、別の人との結婚式のシーンは見たくないですね(笑)。 まだこの時代は、いとこ同士の結婚というのは珍しくない時代だと思います。なのに「姉弟」だということを、想っている本人の口から聞くというのは、絶望以外の何ものでもなかったと思います。 何を信じればいいのかわからなくなってしまったでしょうね。正祐はみすゞの一番の良き理解者であり、同志でもあります。お互いにとって特別な関係性であったこと、そういう部分が作品の中でより濃く見えればと思って演じました。

演じるとき気をつけたことはありますか?また上戸さんとは初共演とのことですが…

今の時代ではなかなか考えられない、複雑な家庭環境の中で彼は育っているので、その中でのみすゞに対する想いだったり、あらゆる葛藤、そういうものをしっかりと気持ちを入れて演じるように心がけました。ぼくはセリフ覚えが悪いので、一ヶ月くらい前から台本を読み始めました(笑)。今回、役どころとしてヴァイオリンを弾くシーンがあるのですが、そちらもずいぶん早くからレッスンに入らせてもらいました。ドラマは正祐が15歳のシーンから始まりますが、自然体で演じたいと考えていました。
上戸さんとは初共演ですが、とても笑顔がステキで健康的なイメージを持っていました。 役者として見習うところがとてもありますので、撮影前からご一緒できるのが楽しみでした。

インタビュー

みすゞさんの出身地・仙崎のロケはいかがでしたか?

風情ある素晴らしいところですね。みすゞさんゆかりの地で撮影させていただいて、考えさせられることもたくさんありました。詩はもちろん、彼女の心から溢れているものがたくさんあると思うんですけれど、実際にその土地に行くことによって、こういったのどかな町にいるからこそ、出てきたということもあったのではないかと感じました。

金子みすゞさんの詩の中で好きな詩はどれですか?

どれもあたたかさがあって好きなんですけれど、優しさに溢れた「こだまでしょうか」、これが一番好きです。 みすゞさんの詩には「あたたかさ」というものがたくさん詰まっていると感じますね。

ご覧の皆さまにメッセージをお願いします。

切なさの中にも、非常に温かいものがたくさん詰まっているドラマです。それはぼく自身が演じていてとても感じたことなのですが、ご覧の皆さまにも、「金子みすゞ」の残した温かさを感じ取っていただけたら嬉しいです。

インタビュー

  • 金子みすゞ:上戸 彩
  • 上山正祐:今井 翼
  • 桐原稲彦:松村雄基
  • 金子ウメ:奈良岡朋子
  • 上山ミチ:高島礼子
  • 上山松蔵:西郷輝彦
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