4月11日(木)開幕

公式X(旧Twitter)

注目選手

※データは2024年3月1日現在

写真:久常 涼

日本人初の欧州新人王

Ryo Hisatsune (age21)日本

日本、アジア、欧州を“飛び級”の勢い駆け抜け オーガスタへ

飛ぶ鳥を落とす勢いとはまさに、この新星にぴったりの形容だ。高校3年時にプロ入り。19歳で国内下部ツアーで3勝を挙げてレギュラーツアー出場権を手にすると、戦いの場を求めて欧州やアジアの試合にも積極的に挑戦。2022年には欧州ツアー(DPワールドツアー)予選会に挑んでみごと突破し、フル参戦した昨年は、1年目の新人ながらフランスオープンで初優勝。同ツアーでの日本人選手の優勝は青木功、松山英樹に続いて3人目の快挙だった。しかもトップ10入りが8回と安定した戦いで、年間ポイントランキングは17位。有資格者を除くと10位で1年目にして米ツアー出場権を手にした。加えて日本人選手としては初めて欧州ツアー新人王にも選出され、次世代のエースと目されている。

オーガスタでも“マン振り命”で攻め切れれば…

“初年度づくし”はまだ続く。昨年の実績が認められてのこととはいえ、米参戦1年目にしていきなりマスターズの招待状が届いたのだった。もともと海外志向が強く、アジアやヨーロッパへも単身で武者修行に出かけていることからもわかるように、物怖じしないキャラクターは天性のもの。ジュニア時代に米国の試合に出場したときにマキロイからレッスンを受けた。その後、2023年欧州ツアー最終戦では同組でラウンドし、さらに親交を深めたという。アスリートにはうってつけの性格で、大舞台になればなるほどパフォーマンスを発揮するタイプなので、オーガスタのコースに立てば、初出場といったことはどこかに吹っ飛んでいるに違いない。“マン振り命”が身上だけあって、飛距離は決して引けを取らない。メンタルも強いとなれば、オーガスタでの活躍を大いに期待したくなる若武者だ。

Copyright© 1995-2024, Tokyo Broadcasting System Television, Inc. All Rights Reserved.

PAGETOP