2勝目に向け万全!
松山英樹Hideki Matsuyama (age33, 181cm, 90kg)世界ランキング 5位(2月15日時点)
昨季からの好調が続き、マスターズ2勝目への期待が膨らむ
松山英樹は米ツアーでは今や押しも押されもせぬ中心選手のひとりだ。2022年のチャンピオンズディナーでも、ホストとして英語でスピーチ。J.ニクラウスやT.ウッズ、T.ワトソンら歴代のチャンピオンたちの心を打ったという。ただ残念ながら、この年の1月にソニーオープンで勝ったあとは首痛などのケガに襲われ、2023年シーズンも苦しい戦いが続いた。故障もやわらぎ光明が見えてきたのは年が明けてからだった。2月のジェネシス招待でアジア勢単独最多となる9勝目。そして、マスターズ2勝目へ期待が高まったが、10年連続で決勝ラウンドに進出するも通算7オーバーで38位タイ。自身「よくわからないうちに終わってしまった。優勝できなかったこと以外何もない」と、悔しさをあらわにした。だが復調の兆しは明らかで、パリ五輪では日本に銅メダルをもたらし、存在感を示した。さらにその2週後にはプレーオフシリーズ初優勝。完全復調だ。
「打倒シェフラー」の一心で臨む世界選抜のエース
年間王者を決める最終戦のツアー選手権こそ9位だったが、充実感をもってシーズンを終えられ、「よく頑張ったなと思う」と振り返っている。頑張りは年が明けても衰えず、シーズン開幕戦では米ツアー新記録となる35アンダーで圧勝。マスターズ2勝目へ向けて最高のスタートを切った。この試合で残念だったのは、S.シェフラーが欠場したこと。松山はここ数シーズン常に「シェフラーに少しでも近づく」ことを目指し戦ってきた。昨年のマスターズでも五輪でも、さらに最終戦でもいつもシェフラーが上にいた。昨年のマスターズチャンピオン、年間王者、世界ランキング1位。松山は、この目下最強のプレーヤーを倒してこそ真のチャンピオンと位置づけている。初めてマスターズに出場したとき松山は「自分が行くべき場所はここなんだ」と気づいたという。2021年にその場所で頂点に立ち、そして今度は世界最強を撃破する。そんな熱い戦いを期待しながら見守りたい。
過去の全記録
- 2011
- 27位タイ (@)
- 2012
- 54位タイ (@)
- 2014
- 予選落ち
- 2015
- 5位
- 2016
- 7位タイ
- 2017
- 11位タイ
- 2018
- 19位
- 2019
- 32位タイ
- 2020
- 13位タイ
- 2021
- 優勝
- 2022
- 14位タイ
- 2023
- 16位タイ
- 2024
- 38位タイ
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