あらすじ

EPISODE 8 2015.3.2 ONAIR

ある日、杉山(谷原章介)永峰(要潤)は、ビジネスホテルで風俗嬢の綾瀬リナ(入来茉里)が殺害された事件の容疑者として早乙女耕介(忍成修吾)という男を自宅逮捕する。事件発生から一週間での犯人検挙ということで、速やかな事件解決に署長の鎌本(榎木孝明)や上司の岡崎(佐野史郎)はご満悦だったが、杉山は逮捕した際、耕介の態度に犯人が持ち合わせているはずの被害者への感情が全く見えてこず、そのことが気になって何か釈然としなかった。
その翌朝、杉山を迎えに来た村田(石黒英雄)から、耕介が自殺を図かり病院へ搬送されたと知らされる。幸いにも意識を取り戻した耕介は、なぜだか杉山と話したがっているという。ほどなく、病室を訪れた杉山に対し、リナを殺した経緯を告白する耕介。果たして、その訳とは!?

一方同じ頃、吉祥寺署の刑事課では永峰と香川(片瀬那奈)が、それぞれ自分の受け持つ事件の被疑者を刑事課に連行し、取調べを行おうとしていた。ところがそんなとき、ちょうど岡崎のもとを訪ねて来ていた栄養ドリンクのセールスレディが、突如として態度を豹変。刑事課の面々に包丁と爆弾を振りかざした。
その女、実は杉山と永峰が逮捕した耕介の母親・マキ(あめくみちこ)で、マキは耕介を一刻も早く釈放しろと要求してきた。永峰はマキに耕介が逮捕された経緯を説明するのだが、母子家庭で一人息子の耕介を溺愛しているマキは、息子が殺人などするはずがない、杉山に騙されているんだと一方的に主張するばかり。もし、耕介の身に何かが起きたら杉山を殺す! と声を荒げる。
警察署に爆弾を所持した女が立てこもるという前代未聞の事件に、鎌本署長自ら陣頭指揮を執るが…。