あらすじ

EPISODE 1 2015.1.12 ONAIR

杉山真太郎(谷原章介)は警視庁吉祥寺署に勤める刑事。解決した事件は数え切れない。そんな杉山も仕事を離れれば、入院中の妻・香織(酒井美紀)との間に長女・美晴(本田望結)、長男・海人(須田瑛斗)、次男・岳(松浦理仁)という3人の子供を持つ父親だ。コンビを組む永峰(要潤)は真太郎を尊敬しているが、そのパパぶりには半ば呆れ気味。かつて敏腕刑事として活躍していた杉山は、妻が体調を崩して以来家庭に重きを置くようになり、非現場への異動も考えていた。そして、それと共に吉祥寺署の検挙率も低下していた。

そんなある日、吉祥寺署管内で殺人事件が発生。被害者は質屋を営んでいた老人で、奥まった空き地に倒れていた。遺体は両足とも裸足で、近くにはボロボロの靴が落ちていた。

署で捜査会議をする杉山たちの元に、署長の鎌本(榎木孝明)がスーツの男を連れてきた。その男・苫米地(袴田吉彦)は、署長が本庁から呼び寄せた切れ者だという。翌日、杉山たちが聞き込みを終えて署に戻ると、苫米地が既に犯人を逮捕していた。事件発生から2日目のスピード逮捕に、刑事課長の岡崎(佐野史郎)や同僚刑事の桜子(片瀬那奈)、事務員のみどり(永池南津子)らは驚くが、永峰は苫米地の個人プレーをよく思わない。

一方の杉山は、苫米地の活躍にもブレず、育児・家事と捜査の両立に努める。しかし、子供を保育園に送ったせいで会議に遅刻するなど、両立できているとはいえない。見かねた香織の母・芳江(高橋惠子)から、子供たちを預かると提案されるが……。