期待しています。
第1回を観て、良く練られたシナリオだなと思いました。橘家や野風の状況に見るように、前回の結末から得られる負の遺産を起点にして、それを解決していくことが新たなドラマの始まりになると言うスキームは、続編の導入部として悪くないと思いました。
仁先生には、当時には存在しない驚異的な医術の力があるため、好むと好まざるとに関わらず時代の矢面に立たされるように思えます。敵味方の区別なく助けるので、様々な勢力に対して影響力を持つ存在になるのでしょう。
それは誰かが意図したことなのか?誰かが歴史を書き換える意図を以って仁先生をタイムスリップさせたのか?今回仁先生の他にもその体験者がいると分かった以上、時空を動かす力は結構大がかりな仕掛けなのかもしれません。
その力を神の力と呼んでも良いですが、私の願いはあくまで人間の振舞いの中で完結させてほしいと言うことです。我々一般人は結果として神の意図を感じることがあっても、まず神の意図ありきという構図にはなり得ないからです。
今回のドラマには神という言葉が何度か出て来ますが、この作品が神のドラマではなく人間のドラマであるなら、是非現実世界のルールの中に踏みとどまって戴きたいです。超常現象などではなく日常あり得る現象の中で世界を構築してほしいのです。
私には、タイムスリップした理由が何なのかはあまり問題ではありません。ただその虚構を起点としてリアルな世界を築いて行ってほしいのです。仮にそれが史実と違う結末を生んでも、私にはそれを受け入れる用意があります。
予定調和に終始するドラマは見る気になれなれません。どういう結末になるか分かりませんが、最後まで仁先生とその世界に向き合いたいと思っています。
光太郎/男性 (50) 2011.4.18 (Mon) 11:45