コメント

脚本・橋田壽賀子

“戦争と平和”は私の一生のテーマです。今回の物語は、100年前にアメリカへ渡った日系移民の家族を通して、戦争と平和への全ての想いを託した私の集大成であり、これが私にとって最後の作品になると思います。
私自身、終戦時は20歳。戦前・戦中・戦後の全てを経験しました。今回の100年にわたる家族の物語で伝えたい事は、私の遺言でもあります。
戦乱の時代に翻弄されながらも、“努力”と“勇気”と“後悔”を胸に、懸命に生き抜いた家族の物語を最後に書いておきたかった。
日本をみつめ直す事を、忘れないで欲しいです。主人公である夫婦を演じる草彅さん仲間さんをはじめ、皆さん素晴らしいキャスティングだと思っています。
是非私の想いを2倍にも3倍にもして、視聴者の皆様に届けて頂ければと願っています。

草彅剛

今回の作品は、家族愛や人間愛、そして戦争の脅威と平和の大切さという、本当に大きなテーマの物語になっているので、すごくやりがいを感じています。
かつてアメリカに移住し、日系移民として戦争を目の当たりにした方たちの苦労や背負ってきたことについて、橋田先生が書かれた台本を読むまでは、ほとんど知りませんでした。
台本を読むと、当時の戦争のことや日系人の方の痛み、そして逆境を乗り越えて懸命に生き抜く姿ががすごく伝わってくるので、僕が感じたことを、ドラマを観て頂いた方に伝えることができればと思います。
100年前と言うと、自分にとってかけ離れている時代に感じていましたが、つい最近のことだったんだと改めて感じされられました。苦労された方たちがいて今の僕らがいるということ、絶対に忘れてはいけない事だと思っています。
自分が持っている力を、全身全霊、作品に傾けていきたいと思います。

仲間由紀恵

戦争を経験していない世代の私が、戦争の悲惨さ、悲しみ、平和への想いを込めた作品に出演させて頂くことは、とても大切な役目だと重く受け止めています。
台本を読み、ただ一生懸命に生きている罪のない人々が何故こんな目にあってしまうのか…と、理不尽な事に対する悲しさや悔しさを感じました。
それでも明るく前向きに生きようとする人の強さや家族の強い絆が、橋田先生が書かれた台本には描かれていて、今はそんな素晴らしい作品に挑戦できる緊張と楽しみでいっぱいです。
日本、アメリカと長期に渡っての撮影となりますが、一生懸命頑張ります。

瀬戸口プロデューサー

「一つの家族を通して、日系アメリカ人の歴史と生き様を描きたい」
我々が橋田先生から最初に企画の構想を伺ってから足掛け4年…その作品がいよいよ動き出す、ということで身が引き締まる思いで一杯です。
“戦争と平和”を生涯のテーマとして数々の作品を世に送り出してきた橋田先生が、自ら「最後の作品」と宣言してお書きになった作品ですので、先生のその思いと覚悟をしっかりと受けとめて、全力で作品づくりに挑みたいと思っています。
その趣旨に賛同して頂き、通常のドラマの枠を超えてそうそうたるキャストの皆さんにご出演頂けることを、本当に嬉しく思います。また、TBSが誇る最強のスタッフが集結してくれたことも、心強い限りです。
2月中旬からスタートする撮影は約5ヶ月に及び、アメリカでもシアトル周辺のほか、カリフォルニア州のマンザナー(実際に日系人が収容された強制収容所があった場所です)などで約2ヶ月間ロケを行います。アメリカならではの壮大なスケール感も、しっかり映像で表現したいと思っています。
“戦争と平和”というテーマに加えて、 戦前から戦中、戦後と米国で生き抜いた日系アメリカ人の生き様は、今を生き抜くための大きなヒントになるはず。だからこそ、今、伝えなければならない作品だと強く思っています。
かつてないスケールの作品だけに、たくさんの困難も伴うと思いますが、視聴者の皆さんの心に響く作品を作り上げるために、キャスト・スタッフ一丸となって、心を込めて撮影に挑みたいと思っていますので、ぜひ楽しみにしていて下さい。

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