放送内容
かつて王宮だった学び舎と街へ広がった大学文化。
その歴史とポルトガル語圏の学問に大きな影響を与えた事が評価され、世界遺産に登録された「コインブラ大学」を巡る。豪華絢爛な図書館には、国を支えた知が集められた。さらに、黒いマントをまとった学生たちや自治の伝統を受け継ぐ学生寮を取材。卒業シーズンの夜には、学生生活を締めくくる伝統の歌が街に響き渡る。
王の宮殿が大学に
コインブラ大学は、かつてポルトガル国王の宮殿だった場所。門をくぐると、王宮時代の面影を残す広場が現れる。街に時を告げる時計塔、ラテン語が学びの言語だった時代を伝える回廊、そして王の玉座が置かれた大広間。国を治めた宮殿は、やがて国を支える人材を育てる学びの場へと姿を変えた。

世界に広がった知識
豪華絢爛なジョアニナ図書館に法学、神学、医学など国を支えるための知が集められた。大航海時代、ポルトガルはアフリカ、アジア、南アメリカへと進出。その広大な領土で行政や司法を担ったのは、コインブラ大学で学んだ人々だった。さらに海外からも多くの留学生が集まり、ここで育まれた知識は海を越えて世界へ広がっていった。

戦国時代 コインブラに渡った日本人
16世紀、日本は戦国時代。その頃、遠くポルトガルのコインブラへ渡った日本人がいた。「薩摩のベルナルド」として伝わる人物。フランシスコ・ザビエルとともに日本を離れ、イエズス会の教育拠点だったコインブラで学んだという。
