放送内容
スイス東部、サルドーナ。アルプス山脈の一角、標高約3000mの天空に、一本の不思議なラインが刻まれている。これは地球のダイナミックな営みの軌跡。アルプス山脈はどのようにして生まれたのか?その謎を、この一本のラインが解き明かしたのだ。さらに、青く美しくきらめく湖や、巨大な地中空間、季節のお祭りなど…スイスの美しい景色と、人々の暮らしを紹介。
山に刻まれた“魔法のライン”
標高2849mの山・チンゲルホルン。そのギザギザと尖った山の頂上付近に、一本の真っ直ぐな線が入っている。「魔法のライン」と呼ばれ、30km以上にわたって続くこの線は、地質学の歴史を変え、地球の営みを解き明かす鍵となった。
天空のターコイズブルー
エリア東部、高い山の頂上に現れた3つの湖。青く美しくきらめくのは、この湖を作ったのが氷河だったため。スイスアルプスの誕生を語る上で、氷河は欠かせない存在。
“伝説の穴”の特別な光景
チンゲルホルンには、直径15mを超える大きな穴が空いています。「羊飼いが投げた槍が刺さった」という伝説も語られるこの穴からは、年に2度、特別な光景を見ることができる。