放送内容
カナダの東部・セントローレンス川沿いに、17世紀フランス人が植民地として築いた街「ケベック旧市街の歴史地区」。今もフランスの文化が残り“北米のパリ”と呼ばれる美しい旧市街は、崖の上に城塞で囲まれたアッパータウンと川沿いに広がるロウワータウンに分かれています。ケベックは、英仏植民地戦争の舞台となり北米最大級の星型要塞も誕生。断崖に築かれた古都の魅力に迫ります。
上下に築かれた古都
17世紀フランスの植民地として誕生した街・ケベック。カナダにあって、今もフランスの伝統と文化が残る街並みは“北米のパリ”とも呼ばれる。崖の上に築かれたアッパータウンと川沿いに広がるロウワータウン。誕生の秘密は“ビーバー”だった。
雪と氷に包まれた北米のパリ
セントローレンス川が凍結し、街並みも雪化粧する美しい冬の風景は、ケベックの魅力のひとつ。かつて、入植したフランス人は厳しい冬を乗り越えるため自国の建築洋式を取り入れた。ケベック独自の工夫とは…
北米最大級の星形要塞
川沿いに面し岬があるケベックは、戦略的に重要な場所だった。植民地戦争の舞台となり崖の上には、北米最大級の星形要塞が築かれた。当時最先端といわれた要塞の特徴とは。カナダ陸軍の駐屯地となった現在、制服はイギリススタイル、号令はフランス語だった。