放送内容
今回は、スペイン・バルセロナが誇る至宝。稀代の建築家アントニ・ガウディが遺した数々の独創的な作品群を巡る。その代表格はサグラダ・ファミリア贖罪聖堂。建築開始からおよそ140年経っても、未だに完成していない巨大建築。その最新の姿を空から撮影した。ガウディが活躍した時代は、バルセロナが新しい町へと変貌を遂げる真っ最中。その中でも異彩を放っていたガウディの魅力的な作品群を、新しい目線でお届けする。
ガウディ未完の傑作
言わずと知れた未完の大聖堂サグラダ・ファミリア。昨年末に新たな塔が完成し、現在の最高地点は138mとなった。変わり続ける巨大建築に、今回は空撮で大接近。驚きのアングルからお見せする。
奇才の理想郷
丘の上に築かれたグエル公園。「公園」と名付けられているが、実際は分譲住宅地として計画されたものだ。それは、ガウディが理想に描く、小さな町。ハゲ山に緑を植え、散策路を作り、デザインには神話や童話のモティーフを散りばめた。
星降る大邸宅
路地がひしめく旧市街にあるグエル邸。その内部には意外なほど大きな空間が造られた。メインサロンの吹き抜けは、高さ17.5m。ドーム型の天井からは、星の瞬きのように光が注いでいる。