放送内容
今回は、ヨーロッパ最高の絶景とも謳われる世界遺産、クロアチアの「プリトヴィツェ湖群国立公園」。標高500m〜650mの渓谷に沿って連なるコバルトブルーの湖の数は16。まるで「湖の段々畑」のようだ。そして、その湖の間を無数の滝が繋いでいる。ときに水は森の中を縫うように流れる。森と水が混然と溶け合う、珍しい光景だ。緑鮮やかな渓谷とコバルトブルーの湖、そして清涼感ある水の絶景をお楽しみに。
16の湖と92の滝
16ある湖は、大小さまざまな92の滝によって繋がっている。1つの滝を乗り越えると、その上にまたコバルトブルーの湖と美しい滝が現れる。およそ8kmに渡って続く絶景の渓谷を遡る。
湖の階段 誕生の秘密
世界的にも珍しい「階段状の湖」。湖と湖を隔てる段差は、崖のようであったり、なだらかな斜面にできた森であったり様々だ。このユニークな地形の秘密を探るため、特別な許可を得て水中撮影をした。
真冬の絶景
プリトヴィツェは、冬になると様相が一変する。氷点下10度を下回り、雪と氷に閉ざされる。夏にコバルトブルーに輝いていた湖面も、色を失い、漆黒に。滝の水もつららのように凍り付く。