放送アーカイブ

2021228日放送

グアナカステ保全地域 〜 不思議な動物がいっぱい!中米の火山地帯

放送内容

自然保護の先進国、中米コスタリカ。北西部にあるグアナカステ保全地域は、牧場や私有地を森に再生したりして国が自然保護を積極的に押し進めてきた特別な場所である。森と山と海が登録エリアで、香川県ほどの面積に33万種もの生物が確認されている。今回は空撮映像を駆使しながらその地形の特徴を明らかにし、グアナカステの独特な自然環境を紹介する。そしてその環境に適応したユニークな生き物たちの姿に迫る。

南北アメリカをつないだ火山

南北アメリカ大陸はかつて離れていたが、海底の火山活動によりつながった。そのちょうど中間地点に位置するのがグアナカステの森である。すると北から南からさまざまな動物が移動、グアナカステは動物たちの交差点となり多種多様な生物であふれることとなった。

写真:放送内容

ウミガメ1万頭が来る海岸

グアナカステ保全地域にはウミガメが集まる海岸がある。1年に10日ほどだけ、1万頭余りがその海岸に一斉にやってきて卵を産む。しかし海のそばまで迫る森には猛獣ジャガーが棲んでいる。命がけで生んでも、孵化したカメが大人になるのは1%にも満たない。

写真:放送内容

不思議な生物がすむ乾いた森

グアナカステの太平洋側の森は極度に乾き「熱帯乾燥林」という。そこには不思議な生き物が生息。顔が真っ白なサルや擬態をして木になり切る鳥など。とりわけ珍しいのは、頭がピーナッツのような昆虫で、その部分は空洞になっているのである。

写真:放送内容

BACK TO PAGETOP