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2020927日放送

サンガイ国立公園 〜 赤道直下のアンデス 氷河と火山の絶景

放送内容

南米エクアドルに聳えるアンデス山脈にある「サンガイ国立公園」。国立公園には5000mを超える3つの火山があり、中には富士山そっくりの山も…それが活火山のサンガイ山。近年著しく活動し、大規模な噴火を繰り返しているのだ。また、エクアドルは赤道直下の国であるが、サンガイ国立公園の火山には氷河も広がっている。南米の屋根“アンデス山脈”に広がる氷河と火山が織りなす絶景に迫る。

山を削る火山活動

標高5260mのサンガイ山は、昨年から大規模な噴火が相次ぎ、火砕流も発生している。火山活動の影響で山が削られ、南東斜面に巨大な谷が出現した。4年前の映像と比較しながら、山の形が変わっている様子を紹介。

写真:放送内容

標高3800m アマゾンが生む霧の森

標高により全く異なる景観を持つサンガイ山。山の西側の麓には草原。しかし標高3800mを超えると、深い霧に包まれた森“雲霧林”が広がっている。実はサンガイ山の東側は、アマゾン川の上流域にあたる。アマゾンの湿った風が高地に雲霧林を生んでいた。

写真:放送内容

天空に生きるバク

サンガイ山では、富士山の頂より高い、標高4000mの高地に絶滅危惧種のヤマバクが生息している。今やアンデス全体でも、わずか2500頭だけが生息しているヤマバク。その中で、人を寄せ付けないサンガイ国立公園は、生息数が最も多い地域と言われている。

写真:放送内容

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