放送アーカイブ

2019106日放送

古都京都の文化財 〜 特別企画 天皇家の京都

放送内容

10月22日の即位礼を前に、京都の世界遺産の中から天皇家とゆかりの深い2つの寺院を取り上げます。一つは平安時代、宇多天皇が創建し出家後暮らしたことから「もう一つの御所」と呼ばれた仁和寺。初の門跡寺院であるこの寺を1年かけて取材。6年に及ぶ修復を終えたばかりの観音堂を超高精細8Kカメラで撮影しました。また後醍醐天皇の菩提を弔う天龍寺。桜咲く嵐山を借景に、傑作といわれる庭園を紹介します。

もう一つの御所!仁和寺

仁和寺の至るところに皇室を表す菊のご紋が見られます。この寺を創建したのは平安時代の宇多天皇。天皇は退位し出家すると寺の一角に住んだため「御室御所」とも言われます。京都御所の紫宸殿を移築した金堂をはじめ、仁和寺には天皇ゆかりの品が数多く残ります。

写真:放送内容

天皇が愛した桜

京都で一番遅く咲くといわれる仁和寺の御室桜。満開の御室桜は仁和寺を春色に染め上げます。平安以降、花といえば桜を意味するようになり桜が積極的に植えられました。嵐山にいだかれる天龍寺の庭園は嵐山を借景にした傑作庭園です。

写真:放送内容

日本一小さな国宝仏

6年に及ぶ修復を終えた仁和寺の観音堂を8Kカメラで撮影。初公開の373年前に描かれた障壁画は色鮮やかです。また900年以上守り継がれる秘仏・薬師如来像を特別に撮影することができました。10,7センチという日本一小さな国宝仏はとても美しい仏様です。

写真:放送内容

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