放送内容
西オーストラリア州に位置するパーヌルル国立公園。ここは1980年代まで先住民以外には知る人のいない場所でした。その中心バングルバングル山脈の南側には、赤と黒の縞模様がくっきりと刻まれた奇岩が連なっています。空撮でこの奇岩を一望するとその姿は圧巻。なぜこんな模様の奇岩になったかを探求します。撮影に訪れたのは乾季ですが、雨季にはその姿は一変するといいます。雨季の名残を探して峡谷に分け入りました。
シマ模様の謎
バングルバングル山脈の南側には、赤と黒のシマ模様の奇岩が連なります。ここはすべて砂岩でできています。それは太古ここが川の河口だったことが関係しています。赤は砂岩が酸化した色、そして黒は微生物が繁殖したことで出来ていました。
激変！雨季と乾季
撮影をしたのは乾季で川も干上がりカラカラに乾いています。しかし12月から3月の4ヶ月間の雨季、公園は水浸しになり立ち入りが禁止されます。それもここが秘境といわれる所以。雨季と乾季ではその様子はがらっと変わります。
北の大峡谷
バングルバングル山脈の南側はシマ模様の奇岩が連なりますが、北側にはシマ模様はまったくなくなり深い谷が何本も刻まれた断崖が聳えます。この峡谷を作っているのはゴロゴロした石ころです。