放送内容
今回の舞台はメキシコ北西部、太平洋に突き出た細長い半島に囲まれたカリフォルニア湾。元々、ここは大陸と繋がっていた場所で、地球の地殻変動によって生まれた海域。
全長1000kmにも及ぶこの湾には、世界のクジラの1／3の種が集まるとも言われ、イルカやシャチ、アシカなど海生哺乳類の約4割の種も確認できる、まさに海洋生物の宝庫！
また約250もの個性的な島々が点在する自然の景観美にも、ぜひご注目下さい。
世界有数のクジラの海
まず、我々を出迎えてくれたのは、およそ数百頭のマイルカの群れ。この海域はイルカはもちろん、世界のクジラの1／3の種が集まると言われるクジラの海。エサが豊富で半島に囲まれた穏やかな内海は、クジラにとって繁殖と子育てに最適な海でもあったのです。
地球の裂け目が生んだ豊かな海
かつて、ここは大陸と繋がっていた場所でおよそ700万年前、地殻変動によって生まれた、まさに「地球の裂け目が生んだ海」。では、一体なぜ、海洋生物の宝庫と呼ばれるほど、豊饒の海となったのか？実は、この場所ならではの地形が関係していました。
多種多様な250の島々
豊富な海洋生物が暮らすカリフォルニア湾には、およそ250に及ぶ島々が点在します。
真っ赤に染まった島や青々と植物が生い茂った島、真っ白に色付く島など、その姿は個性溢れるものばかり！さらに、そこには独自の生態系が成り立っていたのです。