放送アーカイブ

2019年1月6日放送
カリブ海の世界遺産

沸騰する湖

カリブ海の西にあるドミニカ島。海底火山が生んだ島には、世にも珍しい沸騰する湖があります。まるで“地獄のかまど”のような湖が生まれたヒミツは、島のある位置にあります。ドミニカ島はカリブプレートの端にあり、地下のマグマが活発に活動しているのです。

動物の交差点

かつて海で隔てられていた南北アメリカ大陸。300万年ほど前からプレート移動による火山活動で島が出来始め地続きになりました。そうして生まれた中米コスタリカの森に、北米と南米2つの大陸からやってきた動物が住み着いたのです。

サンゴが生んだ都市

紀元前から2千年以上続いたマヤ文明。中でも最大級の都市だったのがメキシコのチチェン・イツァでした。神殿ピラミッドをはじめ、巨大な建造物はサンゴなどの化石でできた石灰岩でつくられていました。

南北アメリカ大陸の間に広がるカリブ海には、様々な景観が広がっています。西側に並ぶ島々は、全て火山の噴火で誕生した火山島。カリブ海の東、中米も世界有数の火山地帯です。実は火山が南北アメリカ大陸を繋いだことで、カリブ海が生まれました。一年中温暖なカリブ海には、北半球最大のサンゴ礁も。そして、サンゴなどの化石が堆積した石灰岩が、隆起し生まれたユカタン半島。そこで繁栄したのが、古代マヤ文明でした。