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2018年11月18日放送
ワッデン海

巨大な天然の防波堤

地球最大の干潟はなぜできたのか?その答えは沿岸に浮かぶ島々、フリースラント諸島にあります。どの島も細長く延びていて、それぞれが鎖のように連なっています。島々が天然の防波堤になったワケは?

翻弄されるアザラシ

ワッデン海の干潟に現れる砂地はアザラシにとって大事な休息地です。しかし、潮が満ちてしまえば、その場所もなくなってしまいます。激しい潮の満ち引きに翻弄されるアザラシの赤ちゃんがいました。

海に浮かぶ家

オランダからワッデン海の沖合いへ行くと、3階建ての家が1棟、海に浮かんでいるようです。どうしてこんな所に家が?そのヒミツは、このワッデン海が育むある動物にありました。

干潟を豊かにするムール貝

ワッデン海の干潟は、栄養分が豊富で穏やかであるため、小さな生き物の宝庫です。その証は干潟の奥へと行けば分かります。そこには黒々とした岩のような塊が無数にあったのです。

今回は地球上で最も広大な干潟ワッデン海です。オランダ・ドイツ・デンマークの沿岸に細長く広がる浅瀬の海で全長はおよそ650kmもあります。このワッデン海の2/3が、潮が引いたときに陸地が現れる干潟なのです。大陸から沿岸の島まで10km以上が繋がるところもある驚異の広さ。干潮と満潮が入れ替わるのはおよそ6時間後ごと。潮が引いたときに現れる砂地と水が織り成す光景は、一度として同じものがない絶景です。

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