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2018年9月23日放送
エトナ山

変化する火口

過去100年間だけでも、様々な場所から噴火があったエトナ山の山頂火口は、その数も大きさも変化しています。2017年の噴火では、南東側に新しい火口を出現させ、山頂の地形を変化させたのです。

火のカーテン

エトナ山では山の斜面で起きる山腹割れ目噴火が度々起きています。同時に複数の火口から溶岩のしぶきが噴き上げられる現象は「火のカーテン」と呼ばれます。山腹割れ目噴火は、裾野近くでも起きるため人の生活に大きな影響を与えます。

動く山

エトナ山の東斜面で岩脈といわれる不思議な岩が見られます。これは、
マグマが地中で固まった岩の塊で山を内部から押し広げているのです。この岩脈がいくつもできることによってエトナ山の東側は少しずつ動いていることが分かりました。

イタリア・シチリア島で、およそ50万年前に誕生したといわれる「エトナ山」は、毎年のように噴火し溶岩を噴出しています。特徴は、様々な場所から噴火するため、火口の数も大きさも変化する事です。火口に近づくと火山ガスが噴き出す激しい音が聞こえてきます。さらに、エトナ山では山腹割れ目噴火が度々起きています。この山腹割れ目噴火が、エトナ山の形に大きな影響を及ぼしていることが分かりました。

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