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公開出産

アントワネットが輿入れしたヴェルサイユ宮殿は、のびのび育った故郷ウィーンの宮殿とは大違い。起床から就寝まで衆目にさらされ、夫婦のベッドインも貴族に見られるという奇習。嫌気がさしたアントワネットは、プライベートな空間を求めて宮殿内を改革します。

贅沢な隠れ家

まずは敷地内の小さな離宮プチトリアノンを自分好みに作り替えます。莫大な国費を使って、最高の職人による家具を揃え、当時最先端の動く壁まで！この浪費を知ったウィーンの母マリア・テレジアは手紙で厳しく娘を叱り、「あなたはこの上ない不幸に陥る」と予言しています。

農村テーマパーク

浪費が止まらないアントワネットは、ついに敷地内にまるでテーマパークのような農村を作ってしまいます。本物の農夫と家畜を住まわせ、大理石のテーブルでミルクを飲む農民ごっこに、国民の怒りが爆発します。

マリー・アントワネットが暮らした世界遺産ヴェルサイユ宮殿。実は彼女は宮殿を飛び出し、敷地内に自分だけの隠れ家を作っていました。当時の最高技術を集めた見事な建築や家具。さらに彼女は全ての理想を詰め込んだ、テーマパークのような農村風景を作ってしまいます。数十年にわたる修復工事を経て、今年初めてその全容を撮影できるようになりました。ドローンを駆使したダイナミックなヴェルサイユ宮殿の映像も必見です。

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