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海と日本の世界遺産

「海の正倉院」とも呼ばれる沖ノ島と同じく、日本の世界遺産は「海」と関係の深い場所ばかりです。知床は、流氷に運ばれてきた豊富な栄養が豊かな海を作り上げます。撮影隊は海と山を繋ぐ川を逆上り、世界でも稀有な生態系を持つ知床の森の秘密に迫ります。

海を渡ってきた文化と世界遺産

6世紀の半ば、海を渡って日本に伝わってきた仏教。シルクロードの東の果てで仏教文化は花開きました。古都・奈良の興福寺。仏像界のスーパースター・阿修羅像の表情を生み出した大陸伝来の楽器の音色を、今回特別な許可を得て、収録することに成功しました。

海を通じて近代化した日本と世界遺産

日本に伝わるものがあれば、海を通じて世界に輸出されたものもあります。銀です。16世紀には世界で流通する銀の1／3は日本で産出されたものと言われます。その中心が石見銀山。世界遺産登録10年が経ち、新たに始まった坑道の調査に撮影隊が密着しました。

7月9日、「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」が、新たに世界遺産に登録されました。日本で21番目となりますが、これを機に日本の世界遺産を全て紹介、また海と深いつながりがある3つの世界遺産を新たに撮影！世界でも稀に見る生態系を持つ知床では、最高峰の羅臼岳に挑戦！また石見銀山では、研究者と共に未公開の坑道に潜入。古都奈良では、海を渡ってきた興福寺の貴重な所蔵品に迫ります。

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