放送アーカイブ

2016年4月10日放送
放送20周年スペシャル 大河ナイルの旅I 氷河の一滴から黄金の国へ

氷河とマグマ!二つの源流

ナイルの源流には二つの顔があります。
赤道直下、標高5000mの雪山。
氷河の一滴が大河ナイルの始まりでした。
もう一つの源流は、マグマが噴き出す溶岩大地。
断崖から流れ出す水は滝となり、ナイルへ注ぎ込みます。

黄金が生んだ!砂漠の王国

スーダンの北部、ヌビア砂漠は古くから金の産地でした。
そこに黒人の王国が生まれエジプト全土を支配したのです。
砂漠に神殿やピラミッドを建て黄金で飾りました。
今でもヌビア砂漠には、奇妙なピラミッドが並んでいます。

ノコギリで切った!大神殿

大神殿の移設工事から50年。当時を知る人と出会いました。
高台に運ぶため神殿をノコギリで切り分けたといいます。
組立は緻密な作業でした。
朝日が神殿内部の至聖所まで差し込むよう計算したのです。

全長6700km大河ナイルの旅。世界遺産をめぐりながら、アフリカの内陸から地中海を目指します。
ナイル川には、白ナイル、青ナイルと呼ばれる二つの源流がありました。
1回目の放送は、その源流となるウガンダの「ルヴェンゾリ国立公園」、エチオピアの「シミエン国立公園」からスタートし、スーダンの砂漠に生まれた黄金の王国の聖地「ゲベル・バルカル」、さらにエジプトの「アブシンベル神殿」までナイル川を下ります。