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2016年2月28日放送
古都アユタヤ

洪水多発!川沿いの国際都市

アユタヤは2011年大洪水に見舞われました。
チャオプラヤー川が氾濫し、遺跡も水浸しになったのです。
そんな場所にも関わらず都を置いたのは、外国との貿易のためでした。
船を使った交易の中継地として、ヨーロッパや中国、日本とも貿易をしていたのです。

世紀の大発見!地下から黄金

国際貿易都市だったアユタヤの王には富が集まりました。
歴代の王は貿易で得た富を仏教の信仰のために費やし、250にも及ぶ寺院を建てたのです。
60年ほど前、ある寺院の仏塔の地下室から大発見がありました。
それは2000点以上にも上る黄金の品々です。

水田が生んだレンガの王国

アユタヤ周辺はチャオプラヤー川が運んだ肥沃な土壌を利用した稲作が盛んで、米は当時人口20万人の王国を支えました。
人々はそこから出た「もみがら」を、なんとレンガに混ぜて寺院を建設しました。
アユタヤは「もみがら入りレンガ」の王国だったのです。

タイ・バンコクから北へ80km、チャオプラヤー川の中流にある水の都アユタヤは14世紀から400年に渡り栄華を誇った王国です。
歴代の王は仏教を厚く信仰していたため、アユタヤにはいたる所に寺院や仏像があります。
今回は狭い土地に建つ寺院を立体的に見せるため、ステディカムで移動ショット、船で川からの撮影、そして映画も手がけるタイの撮影チームとドローン撮影を行いました。その迫力の空撮映像をご堪能ください!

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