放送アーカイブ

2015年9月6日放送
ンゴロンゴロ自然保護区

標高2400m!ゾウが登る巨大火口

普段はンゴロンゴロの巨大クレーターの底に暮らすゾウたち。それが乾季、標高2400mの外輪山にゾウがたくさん出没しました。
底からは600mもの高さがあります。実は外輪山には湿った風が当たり、毎日雲が発生します。
山の上に深い森が育まれたのです。

黒いマグマを噴き出す“神の山”

ンゴロンゴロのクレーターの中は周辺に住むマサイにだけ放牧が許されています。
そんなマサイの神の山が近くにある標高2980mのレンガイ山です。
斜度50度もの急斜面を登り、撮影隊は山頂で特殊な黒いマグマを噴き出す瞬間を目の当たりにしました。

巨木をなぎ倒す!ゾウの謎

サバンナを歩いて動物を探す「ウォーキングサファリ」。銃を携えたレンジャーが先導しますがいつ猛獣が現れるか分かりません。
道中、我々はアカシアの巨木をなぎ倒すゾウと遭遇しました。
ゾウは数あるアカシアの中から、敢えて巨木を選んで倒していたのです。

タンザニアのサバンナにアフリカ最大、直径19kmものクレーターがあります。その中には大型哺乳類が25000頭も生息し、見事な1つの生態系を形作っています。
そして世界遺産登録エリアにはこのクレーターだけでなく、周辺のサバンナも含まれます。
クレーター内では車から降りることは許されていませんが、そのサバンナでは歩いて動物を探す「ウォーキングサファリ」ができます。そこで我々はゾウやライオンと出会ったのです。

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