放送アーカイブ

2015年6月21日放送
ニューカレドニアのラグーン

ジュゴンが暮らす 純白のビーチ

イル・デ・パン島の砂浜が真っ白で細かいのには理由がありました。
ブダイが食べたサンゴを細かく砕いて排泄し、さらにナマコが食べて白く浄化するのです。
白い砂が生んだ浅瀬の海はジュゴンの生息地でもありました。

サンゴがつくった!水中洞窟

サンゴは成長しながら石灰質の岩礁を造ります。
それが地殻変動などで隆起して、石灰岩の地層となり鍾乳洞を生みました。
取材班は内陸のジャングルにある謎の水中鍾乳洞に潜入しました。そこには巨大な鍾乳石の絶景が!

サンゴが光る!神秘の夜

サンゴの中には不思議なものがいます。紫外線ライトを当てると緑色に光るのです。
サンゴが紫外線から身を守るための蛍光タンパク質を持っているからと考えられています。
怪しく光るサンゴの海は、まさに神秘の世界です。

全長400kmの本島と小さな島々からなるニューカレドニア。
周囲にはサンゴ礁が生んだ浅瀬の海“ラグーン”が広がります。
魚やサンゴの種類はグレートバリアリーフを凌ぐほどで、世界有数のジュゴンの生息地です。
取材班はイル・デ・パン島へ向かいました。砂浜の白さは世界一といわれています。
その純白ビーチ誕生の秘密に迫り、ジャングルに隠された水中鍾乳洞に潜入。
さらに夜の海で、奇妙な生き物や光るサンゴを発見します。