放送アーカイブ
2013年4月14日放送
グレートリフトバレーの湖群
生命を溶かす湖
グレートリフトバレーには大量の温泉が噴き出しています。
また地下の成分が水に溶け出した結果、強アルカリの水となり、干上がると独特な微生物が繁殖し真っ赤に。
そんな過酷な環境にも生き物は適応し生きています。
死の湖に暮らすフラミンゴ
3つの湖に生息するのがフラミンゴ。200万羽を超えます。
強アルカリの水で繁殖する藻を食べるため進化し、特殊な形のくちばしを手に入れました。
そして餌が無くなると一斉に飛び立ち、3つの湖を渡るのです。
楽園に異変!消える200万羽・・・
ナクル湖は他の湖と違い周囲を森で囲まれています。
餌が豊富にあるためシロサイやキリンが数多く暮らしています。
ここにもフラミンゴはきていましたが、近年その数が激減してきました。それは森の伐採が原因でした。
アフリカの東部に大地の巨大な裂け目「グレートリフトバレー」があります。それに沿って並ぶのが3つの湖、ボゴリア湖・ナクル湖・エレメンタイタ湖です。
今も火山活動の影響から地下成分が水に溶け出し、強アルカリ性を帯びているため魚はほぼ棲めません。
でも、ここを住処として選んだのがフラミンゴ。
彼らは大量の餌を独占するため、独自の進化を遂げました。
そして、フラミンゴを中心とする特異な生態系が生まれたのです。
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