放送アーカイブ

  • 放送内容
  • ギャラリー
  • 遺産データ・アクセスガイド

2010年1月10日放送
船でめぐるドナウの旅

ドナウ川2850キロを上流から河口まで下る。
その行程には、個性あふれる6つの世界遺産。その魅力を旅情感とともに紹介する。

ソーセージ、白ワイン、アップルパイ、パプリカ…
ドナウ川沿いの世界遺産の町には、独自の食文化がある。歴史的背景とともに紹介する。

ドイツ南西部の黒い森を源流に持ち、ヨーロッパを東西に10カ国を流れ、黒海に注ぐ大河ドナウ。
全長は2850キロ、ボルガ川につぐ第二の長さを誇る。この川に沿って、歴史と文化を共有するドナウ世界が築かれてきた。
中世の十字軍から商船、オスマン帝国の兵士まで、さまざまな民族がドナウを行きかい、そこは物資を運搬する輸送路だった。
旅は、田舎町ドナウエッシンゲンにある城館の庭から始まる。ここにある「ドナウの泉」が源泉だといわれている。
そして、ドナウ川に沿って6つの世界遺産を訪ねる。
まず船から見えてくる街は、塩の交易で栄えた「レーゲンスブルク」。
「ヴァッハウ渓谷」はワインの産地だ。
「ウィーン」の冬の風物詩・舞踏会のワルツもドナウ上流の踊りに端を発する。
「シェーンブルン宮殿」は、ハプスブルク家の離宮。
ドナウの真珠と謳われた「ブダペスト」。
やがて世界最大のアシの群生地「ドナウデルタ」から黒海へ。