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2009年11月22日放送
タージマハル
美しさのためだけに建てられた建物
タージマハルは世界一美しい建物ともいわれるが、外観の美しさを重視したあまり機能的にはまったく意味のない部分もある。
例えば4隅の塔、中心の巨大なドーム。番組では「それらが無くなったら?」どう見えるか、画像処理してみた。
象嵌細工
ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが亡き妻のため遠方でしか採れない「白大理石」を使って世界に1つしかない華麗で巨大な建物を建造した。
壁面は「象嵌細工(ぞうがんざいく)」で美しく飾られた。その技術は付近に住む人々によって、今も受け継がれていた。
甦る庭園
イスラームの人々にとって庭園は「楽園」のイメージだった。
しかしイギリス統治時代にタージマハルの庭園は英国式に変えられてしまった。
2年前からその庭園に果樹が植えられ、シャー・ジャハーンが目指したであろう庭園を復元する作業が続いていた。
17世紀に作られたタージマハルは世界中から年間400万人もの観光客を集める。
それは皇帝シャージャハーンが亡き妻に捧げた壮大な「墓」である。
白大理石を使い、壁面は華麗な象嵌細工で装飾され、その伝統の技術は今も伝え守られている。
しかし、彼は息子にタージマハルの見える部屋に幽閉され、寂しい晩年を過ごす。
タージマハルに込められた愛の物語を紹介する。
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