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2009年9月13日放送
ボロブドゥール寺院遺跡群

世界最大級の仏教遺跡「ボロブドゥール」。9層からなるピラミッド状の遺跡です。
遺跡の回廊は、1000年以上前に彫られた見事な浮き彫りで埋め尽くされています。

遺跡の上部には「ストゥーパ」と呼ばれる円錐形の塔が林立しています。
このストゥーパ、内部は空洞になっており、そこに「仏像」がまつられているのです。

1年に1度、ボロブドゥールで行われる幻想の祭り。世界中から集まった信者が、「聖なる水」と「聖なる火」を持って行進し、ボロブドゥールで祈りをささげるのです 。

8世紀末、日本で平安京への遷都行われていたちょうど同じ頃、インドネシアのジャワ島中部で建設されていたのが「ボロブドゥール」。115メートル四方、高さ35メートル、世界最大級の仏教遺跡です。四角い土台と円形の石積みを組み合わせた、ピラミッド状の遺跡は世界でも、ほとんど例がありません。この不思議な形をしたボロブドゥールは一体、何のために造られたのか?その謎を解く鍵が、ジャワ島の奥深くにある「古代の遺跡」にありました。ボロブドゥール遺跡の謎に迫ります。

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